インカレ直前特集(1)4年生インタビュー

2013.08.25
インカレ直前特集(1)4年生インタビュー
 いよいよ自転車部にとって集大成となるインカレが直前に迫ってきた。8月29日から9月1日の4日間、青森県八戸市で開催される。総合成績10位に終わった昨年に比べ、今年は即戦力のルーキーも加わり、目標の上位入賞へ向けて万全の状態で挑む。そんなインカレを直前に控える選手たちの様子を4回にわたって取り上げる。
 第1回目はラストイヤーに懸ける4年生に話をうかがった。

 

タンデムスプリントに臨む加藤(前)・和田組<
タンデムスプリントに臨む加藤(前)・和田組

加藤剛(営4=仙台商) 出場予定種目:スプリント、タンデムスプリント
――インカレを直前に控えた今の気持ちはどうですか

 やはりラストのインカレになるので、最後は何とかして結果を残したいという気持ちでここまで来ました。

――最も力を入れている種目などはありますか
 タンデムスプリントですね。やはり、まずはタイムでどれだけ上位に食い込むことができるかがカギです。ここまでで一応非公式ながらも学連記録は出ていますが、それに満足することなくやっていきたいです。対戦は自分たち次第なので、気持ちで負けずに自分たちのペースでいければ大丈夫だと思います。

――6月の全日本トラック選手権のタンデムスプリントではルーキーの曽我圭佑(法1=九州学院)・森本尊也(営1=岡豊)組が優勝しましたが
 やっぱりあれは悔しかったですね。7月に入って合宿で和田(卓磨・理工4=日大豊山)と二人で悔しさもありながら練習していました。部内で選考をして、タイムと対戦ともに勝って自分たちに決まった感じです。

――目標とする順位などはありますか
 タイムもしっかり出ているので、優勝を目指してやっています。今回はその自信もあります。またスプリントもあるので、そっちでも上位に食い込めるように最後なので頑張っていきたいです。

本命のロードレースに懸ける末永<
本命のロードレースに懸ける末永

 末永周平(政経4=東北) 出場予定種目:4kmチームパーシュート、ロードレース
――インカレで最も力を入れている種目は何ですか

 個人種目のロードレースです。一番最初に自分が走る種目は、団体種目のチームパーシュートなので、ロードレースも大事ですがそちらにも力を入れたいです。

――チームパーシュートで目標にしている大学はありますか
 中大は今年の全日本選手権を制していて、それに次ぐ鹿屋体大の2校にはどこの大学も勝てていない状況です。表彰台に上がるためには3位争いが重要になってくると思っています。日大などが狙ってくると思うので、それを倒して手堅く3位に入り込みたいですね。

――チームパーシュートの仕上がりはどうですか
 自分はロード中心の選手なのでそちらの方に力を入れていますが、チームパーシュートに関してもいい調子で100%に近い仕上がりだと考えています。練習量からくる自信が大きいと思います。

――ロードレースに関して目標はありますか
 ロードレースは8位を目標にしています。青森の合宿では、インカレで実際に走るコースを練習しました。1周14kmの間にきつい登りが2度あるコースで、今の段階だと8位という順位は厳しいと感じました。ですが、練習で走るのと本番で走るのとでは状況も違ってきます。気持ち、モチベーションの持っていき方もあるので、本番は気を引き締めて走ります。

――ロードレースでの強みはどこですか
 中盤を過ぎてからの走りです。他の選手が疲れて集中力がなくなってきた時に、うまく集団から抜け出してくる選手が出てくると思うので、そうした選手をマークして8位という順位をつかみたいです。

――最後に意気込みをお願いします
 今年のインカレは1年生の頃と同じ青森で、3年経って自分がどれだけ成長できたのか確認したいです。インカレで走るために明大に入学したので、気を引き締めて走ります。

田尾駿介(政経4=高知工) 出場予定種目:ケイリン
――今年がラストのインカレとなりますが

 個人でケイリンに出場するので、プレッシャーはありますが何とかして結果を残したいですね。合宿もやってきていい感じで来ているし、あとは自分の力を出し切れれば決勝には行けると思います。

――ケイリンで勝ち上がる上で大切なことはありますか
 コースとレース展開をしっかりと見極めて、勝負どころを見逃さなければ絶対にいい順位は出せると思うので、とりあえず決勝まで勝ち上がって優勝を目指すだけです。

――東日本トラック選手権ではケイリンで準優勝しましたが
 あの時は実は調子がそこまで良くなくて、それで2位だったので。それで個人戦が終わってからも練習方法を少し変えたりしました。最近合宿で走ってみて調子がいいので、今はそれで自信が付いてきた感じです。東日本トラックの時は、順位だけ見れば良かったかもしれませんが、まだ全然駄目だなという感じで納得はいってないです。

――目標とする順位はありますか
 やっぱり表彰台には上りたいですね。昨年和田先輩(拓磨・平25政経卒)がケイリンで4位だったので必ずそれを上回ります!

中野俊喜(法4=松山工)出場予定種目:1kmタイムトライアル、4kmチームパシュート
――最後のインカレとなりますが気持ちはいかがですか

 タイムトライアルに出るので、設定したタイムに合わせていくのが重要になってくると思います。インカレまで残り少ないので、体調面や機材に関して万全の状態で臨むだけです。チームパーシュートに関しては早くから目標タイムを設定して練習してきました。徐々にではありますが、みんな目標タイムに合わせてきています。理想に近づいているので、あとはやる気で走り切りたいです。

――今シーズン一番力を入れたことは何ですか
 自分のコンディションのピークをインカレに合わせることです。作シーズンはコンディションの持っていき方がうまくいかず、インカレの時期に調子を崩してしまったということがあったので、今年はインカレに調子を持っていけるように練習しています。

――どのようにコンディションの調整を行っていますか
 今年からロードマップを作成するようになりました。練習の強度、内容であったりを最上級生である自分が組んでいることもあって、後輩たちの調子も見なければいけないので最初は苦労しました。ですが、徐々に後輩たちのタイムも上がってきて、団体種目で優勝を狙えるくらいのところまで仕上がっていると思うので、あとはインカレ直前での調整をしっかりと行うのみです。

――チームパーシュートでの強みはどこにあると思いますか
 他の大学だと下級生が主力のところもありますが、明大は4年生中心なので団結力やラストシーズンということもあって勢いがあり、それがいい方向に働いてくれると思っています。

――最後に意気込みをお願いします
 タイムトライアルで目標タイムを出して、3位入賞でメダルを獲得します!

和田卓磨(理工4=日大豊山) 出場予定種目:タンデムスプリント
――今シーズンの調子はどうですか

 これまでとはシーズンの入り方が違いました。春先に骨折したことで調子を取り戻せるのかというくらい不安な立ち上がりだったので、今年はほとんど諦めていましたね。骨折をする以前から同期の加藤とはペアを組んでいました。骨折をして1ヵ月くらい競技を休んでいる時に、加藤から「ケガが治ったらまたペアを組もう」と言われ、それが励みになりました。それで何とか持ちこたえて調子も上がってきました。あとは加藤を信じて頑張るだけです。

――インカレに向け目標としている大学はありますか
 タンデムスプリントに関してはどこの大学もいいタイムを出しているので、出場する大学全てがライバルのつもりで走ります。また、今年は早大にタンデムを走る選手がいないので、上位進出に大きく影響すると思います。

――自分たちの強みはどこにあると思いますか
 タンデムは2人で一つの自転車を使って走るので、ペアである加藤との仲の良さやチームワークです。

――不安要素はありますか
 ケガをしてシーズンをスタートするというのは初めてのことで、遅れを取った分それがインカレにどう影響するか分からないので怖いです。

――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
 メダル取ってきます!

◆第69回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
日程:8月29日~9月1日
会場:八戸市自転車競技場(トラック競技)
   青森県三戸郡階上町 公道周回特設コース(個人ロードレース)