インカレ展望

2013.08.20
5年ぶりの総合Vへ
 悲願達成へ、カギを握るのは女子舵手付きクォドルプルだ。昨年は早大に敗れ連覇を逃したが、今年5月の全日本軽量級選手権では優勝。女子主将の赤津杏奈(政経4=小松川)や昨年ダブルスカルで優勝を経験している松岡結(文3=浦和一女)、冨田千愛(政経2=米子東)ら、力のあるメンバーが艇に乗る。「クォドに乗って優勝するのが夢だった。エースが乗っているのはクォド」(小澤実央・法4=浜松湖南)とこの花形種目を制することで総合優勝はぐっと近づいてくるだろう。その他にも、全日本軽量級選手権のクォルプルクルーメンバーである今井智子(商4=美方)が乗る舵手なしペアでも優勝を十分に狙える。赤津は「努力は結果でしか測れない」と強く意気込む。  

日大の壁を崩せるか
 男子も負けてはいない。栗山卓也主将(法4=浜松湖南)を中心に、勝てるチームづくりをしてきた。7連覇中の王者日大を倒す戦力は整っている。舵手なしクォドルプルは栗山ら、経験のある4年生3人を擁し、昨年2位の雪辱を狙う。舵手付きフォアも、練習では優勝を十分に狙えるタイムを出している。クルーの精神的支柱となっている斉藤大樹(文4=熊本学園大付)は「僕たちが今年から優勝して勝ち癖をつけて、常勝軍団の先駆けにしたい」と力を込めると、栗山も「もうやるしかないだろうって感じ。毎年2位で悔しい思いをしてきた」と全てをぶつける。
 明大は昨年、おととしと連続で男女とも総合2位に終わり、涙をのんできた。「三度目の正直」へ、クルーの躍動に期待したい。

◎応援に行こう!! 
◆8・22~25 第40回全日本大学選手権
≫会場アクセス
・戸田ボートコース
――JR埼京線「戸田公園駅」より徒歩15分

[坂本寛人]