
クルー対談(3)~男子舵手付きフォア
――菅選手の印象を教えてください。
角南:
斉藤:熱心で勉強家。監督・コーチとのパイプ役をしてくれている。レースではコックスの存在は大きく、クルーを指揮して勝負所を見極める必要な存在です。ただ時々朝寝坊をするので、許しがたい存在ですね(笑)。
小林:コックスが乗るだけで合わせやすいので、コックスが上手い人が乗るとすごく助かります。
野原:声がいいです(笑)。
――小林選手の印象を教えてください。
野原:小林の良いところは先輩と仲が良く、後輩と先輩の架け橋になってくれているところです。
角南:めちゃめちゃストイックというわけではないが、やらなきゃいけない時は本気でやる人なので、とても頼りがいのある後輩です。
斉藤:メリハリがしっかりできるし、先輩相手でも関係なく意思表示してくれるので、自分もしっかり後輩のことを考えないといけないと思う。これからの部を引っ張ってほしいという期待もあるし、一緒にこいで伝えたいという気持ちもある。
菅:勉強熱心で素直になった。前は上手く反応してくれなかったが、今は変わろうとしているが見えるのでやっててやりやすいし、すごく刺激になります。
――野原選手の印象を教えてください。
角南:ちゃっかりしている(笑)。僕の考えなんですけど、練習嫌いだから、楽に効率良く船を進ませようとしている。無駄なことを極力しなようにしているのかなと思う。すごくいい意味で言ったら(笑)。でもその分化ける可能性はすごく大きいと思います。
斉藤:見た目はちょっと心配になるじゃないですか(笑)。そういうイメージを持ってたけど、一緒に乗っていてやる時はしっかりやっている。頑張り過ぎちゃうところがあるので僕らがしっかり支えたい。メリハリは下手くそだが、やる時はやるので、可能性は一番秘めているし、まだ隠しているので、練習していく中で僕ら4年生がそれを開発していきたい。将来明治のエースになると期待しています。
菅:最近練習に対する姿勢が変わってきた。勝つことが目標なので、ストロークとして引っ張ってほしいですね。
小林:去年のインカレで一緒にダブルスカルに乗ったので、何でも知っているつもりです。真面目なことが嫌いだけど、恐怖心からあまりやらないのも駄目だと思っている(笑)。でもやる時はやるし、結果もついてきているので、僕らの代は野原君が引っ張ってくれるかなと思ってます。
――角南選手の印象を教えてください。
斉藤:角南は僕と同期で、一緒に乗る機会が大学4年間で結構多くて、苦しいことを乗り越えてきた同期なので、最後インカレで一緒に乗れることはうれしかった。その中で最後に結果を出したいというのは角南も思っていることだと思うので一緒に頑張りたい。この4年間を通して角南はいい意味で変わったと思う。1、2年生の時はムードメーカーで部を盛り上げてくれたんですけど、上級生になるにつれてしっかり僕たちの雰囲気を明るくしながらも、練習メニューを考えてくれたりしっかりリーダーとして引っ張ってくれている。
菅:最近論理的に計画を立てたり話をしてくれてコミュニケーションを取りやすいです。みんなが練習に対してマイナスになってくると一声掛けられるクルーリーダーなので、盛り上げるのはさすがだと思いました
小林:角南さんはどの船に乗っても同じクルーになるとその船はすごい明るくなるんですよ。きついメニューをやっていても角南さんが結構声出してくれるんで、それだけで全然やる気とか変わって、部のムードメーカーの角南さんです。あとストイックなんですけど緩いところは緩いので、ついていける程度のストイックさでそこはさらにいいと思います(笑)。
野原:角南さんのことを一言で言うと憧れですね(笑)。角南さんがいるだけですべてが違う。
――斉藤選手の印象を教えてください。
菅:意気込みをすごく感じる。技術的な話を一つ一つ言ってくれるので頼れる存在です。僕にほころびが出たときに厳しく注意してくれてありがたいですし、そういう先輩の存在がすごく大事だと思う。あと僕褒められるとすごいうれしいんで、斉藤先輩に言われるとうれしくなります(笑)。
野原:斉藤さんはパワーがあるので、斉藤さんが乗る船は推進力がある。斉藤さんは必ずクルーに乗らなきゃいけない存在のようなリーダー質があって、言葉にしにくいんですけど、後輩としてはいてくれると安心するんですよね。ずっと斉藤さんを目標にやってきた。
小林:斉藤さんが一緒に乗ってくれるとすごく安心するんですよね。なくてはならない存在だと思います。クルーの精神的支柱です。
角南:大学入って最初に乗ったクルーが大ちゃん(斉藤)で最後のクルーも大ちゃんなので、ラッキーだし、意気込みはすごいある。一緒に船乗ったり、生活態度見ながら思うのは、すごいところは発言力だと思う。はっきり物を言って、相手に言葉が届くのはなかなかできないことなので、リーダー気質はそういったところにあると思います。
――クルー決定の時はどう思いましたか?
野原:メンツ見る限りでは楽しみや興奮がすさまじかったです。
角南:めっちゃうれしかった。チームのいいところが集まっていると思います。みんなに好かれている人が多いと思うので、自分も楽しみだと思った。
斉藤:東日本の時と大幅にメンバーが代わって、僕以外の3人がなしフォアにいって、僕だけが付きフォアに残ったので、最初聞いたときは気分的に下ろされた気分だった。でもよくよく考えれば、目標は総合優勝なのでそこを僕自身考えた。これからの端艇部を引っ張っていくメンバーを育てることができるのが楽しみというか、4年生としてやるべきことは引退する前に後輩に何かを残さないといけないので、こぎながら伝えていきたいです。
菅:メンバーが代わったがそこまで遜色を感じないし、うまく調和していると思います。実際タイムも出ているので、あとはこれをどこまで仕上げられるかだと思います。勝たなきゃ意味ないですし、結果が求められるので、しっかり結果を残したいです。
小林:正直うれしかったです。反面4年生が最後なので、自分なんかが乗っていいのかという気持ちもあります。ついていけるか不安もありました。あとは頑張るだけです。
――他のクルーには負けないという強みは何ですか?
角南:他のクルーより一番速いスピードを出せる。なしフォアの中では日本で一番速いと思います。
野原:ムードがいいです。
斉藤:雰囲気の良さが大事だと思います。明るい雰囲気と仲の良さが強みです。
――自分たちのクルーだけが取り組んでいることはありますか?
角南:他のクルーが具体的に何をやっているかは分からないんですが、うーん、何だろう、出艇前のあいさつとか?(笑)
斉藤:監督が言ってたんですけど、船に乗る前後にコースに向かってあいさつすることでコンディションが上がるとかで、マナーをちゃんとしています。
――今のクルーの課題は何ですか?
角南:250mや500mごとのタイムを見ると、予想以上というか一つ目標を越えるぐらいのタイムが出るので、重要なのはそれを持続させることだと思っています。現状はまだ500m過ぎから落ち込む動きが出ているので、それを克服するメニューを立てています。
――インカレへの意気込みをお願いします。
菅:勝つか負けるかのどっちかしかないと思うので、いいところがなくても1位でゴールラインを通過したいというのが一番の思いです。そのためにこの5人でインカレまでにできることをやって臨みたいです。
野原:スイープでのインカレは初めてなので、緊張と不安もあるんですけど、このクルーなら優勝を狙えると思うので、優勝はもちろんですけどダントツで優勝できるようなスピードを求めてやっていきたいと思います。
小林:今からでも速くなっていくと思うので、どんどんスピードを上げていって、インカレでは優勝したいです。
角南:最後のインカレなので優勝で飾ります。優勝を経験すると、優勝をするためのステップを分かった上で次の年も挑むのは結構大きいと思うので、自分のためにも後輩のためにも優勝を何としても勝ち取ります。
斉藤:ここ数年明治の男子はインカレで優勝していないので、僕たちが今年から優勝して勝ち癖をつけて常勝軍団の先駆けにしたいです。優勝した上で男女総合優勝したいと思います。
――ありがとうございました。
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