
クルー対談(2)~女子ダブルスカル
――クルーが決まったのはいつごろですか。
有山:7月22日頃です。今までも一度、4月のお花見レガッタで組んで乗りました。
――練習が始まってどうでしたか。
中尾:他の人と組んでいた時より船の伸びを感じます。2人で近いこぎができるようにしたい。
有山:私はずっとシングルでやっていたので、ダブルだと伸びるし進むなと思います。特に真琳はすごく体を伸びやかに使って力強くこいでいる感じがします。
中尾:まだ個と個でやっている気がするので、もう少し融合したこぎを目指して歩み寄っていけたらと思います。
――お互いの印象はどうですか。
有山:頑固で仲間思い。ストイックな部分もあります。いつも場を和ませてくれます。天真らんまんって感じですね。
中尾:堅そうに見えて意外と抜けてます。突っ走るタイプ。頭の回転がとてもいいです。
――こぎに関して課題にしていることはなんでしょうか。
有山:今持っている力を最大限生かせるように積極的に話し合いをしていきたいです。自分たちの持っているパワーをどう生かしていくか、考えながらこぎたいです。
中尾:マイナス面を改善していくことももちろんですが、プラス面を伸ばしていく工夫もしていきたいです。楽しくのびのびやっていきたいです。
――1年生2人の艇ですが、不安なことはありますか。
中尾:メニューのレパートリーが少なくて、できないところを直していくためにどんな練習をしていったらいいのか分からないことです。
有山:いろんなことに対して引き出しを多く持ってやっていきたいのですが、まだまだ知識不足で練習している感じがあるので、そこが不安です。
中尾:まだこぎのイメージが曖昧で、明治らしいこぎができていない気がします。初動を大切にすることや、股関節の圧縮などができていないので、課題です。
――インカレに向けて精神面で意識していることを教えてください。
有山:1年生だけということで責任感を感じることもありますが、変な重圧はありません。プレッシャーはあまり感じずに元気に楽しくこぎたいです。
――今までの大会を経験して今回に生かしていきたいことはありますか。
中尾:高校まではクォド(クォドルプル:1人で2本のオールを持つ4人こぎの艇)だったんですけど、大学からはダブルかシングルでやるようになって、自分のこぎの課題を見つけられました。スタートは結構出られても、後半で気持ちが切れることが多いので、意識してやっていきたいです。
有山:スタートは出ることができるので、前半はそのまま後半にもっと粘れるようにしたいです。まだまだ作戦は練っていけるし、戦略もいろいろあると思うので、最終的に勝てるやり方を見つけていきたいです。
――最後にインカレへの目標をお願いします。
有山:総合優勝したいので、やればできるということを信じて、やり方や過程を大切にしながら頑張りたいです。これからのやり様によっては自分たちも十分できると思うのでこの短期間にいかに化けれるか、考えて勝ちにいきたいです。
中尾:他大も皆優勝を目指して練習しているわけだから、どれだけ自分たちが気持ちをしっかり持てるかが大事だと思います。基礎をしっかり手を抜かずにやって、万全な状態でレースに臨みたいです。気持ちを強く持って粘りの姿勢で食らい付いていきたいです。
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