西沢と小林、クラス1、2を制す! /湾岸クリテリウム

2013.08.05
西沢と小林、クラス1、2を制す! /湾岸クリテリウム
 「お台場合衆国」のサテライトイベントとして一昨年に初開催された今大会。U23クラス1では、主将の西沢倭義(農4=北桑田)が圧巻の優勝を果たした。同じくU23クラス1に出場した金井誠人(法3=日大豊山)は4位に入賞し、リーダージャージーを守り抜いた。また、U23クラス2でも小林和希(政経1=祐誠)が優勝をした。

  

見事に優勝を果たした西沢<
見事に優勝を果たした西沢

ルーキーが堂々の走りを見せた。U23クラス2に出場した小林は、最後の直線でスパートし、見事に栄冠を手にした。レース終盤までは、首位が目まぐるしく変わる接戦だった。その中で、小林は先頭が見える前方で常にレースを展開。迎えたラストの直線では「最後のスプリントは自信があった」と小林の力強いスパ-トに後続の選手は付いていけず。「集団の前の方に位置し、最後のスプリントで集団から抜け出すレースプランを考えていた」と小林の作戦は見事に功を奏した。そして最後はガッツポーズでゴール。ルーキーながら落ち着いたレース運びで勝利を手にした。この結果により、クラス1への昇格を果たし「今度はクラス1で優勝し、ガッツポーズしたい」と小林。この勢いのままに、クラス1での活躍を期待したい。

ルーキーながら優勝した小林<
ルーキーながら優勝した小林

 
 最後のスプリントは圧巻だった。クラス1では、西沢がヴァン・デ・ヘイデン選手(ニュージーランドナショナルチーム)との一騎打ちを制し、劇的な優勝を果たした。序盤、明大勢は第2集団の前方を走る。しかし後半レースも佳境に差し掛かった頃、西沢が集団を抜け、2位に踊り出た。「優勝は最後の1周くらいで実感した」(西沢)。満面の笑みとともに、両手を掲げゴールテープを切った。「アシストにまわって金井に託してできることをやろうかなと思っていた」と試合終了後語った西沢。主将の意地を見せた試合だった。

 あと1歩及ばなかった。先週末のRCS第4戦白馬クリテリウムで優勝し手にしたリーダージャージーを身にまとい、レースに出場した金井であったが、思うようなレース展開をすることができなかった。残り14周で捲(まく)りを仕掛けた。アタックを積極的に仕掛け、レースの主導権を握ろうとする。しかし逃げにはつながらず。昨年に続き2連覇を狙ったが、表彰台には届かなかった。4位に終わったこの試合であったが、しっかりとリーダージャージーを守り切った。次の試合では「守れるような試合をできるように」と意気込んだ。

[加藤拓哉・橋本杏菜]

試合後のコメント
西沢

「勝つつもりはなかった。ニュージーランドの選手が引きっぱなしだった。アシストにまわって、金井に託して、できることをやろうかなと思っていた。金井をまわして引くように。 人数が少ないというよりはチームプレーは難しい。(最後のスプリントは)負けないという自信があった。優勝は最後の1周くらいで実感した。後ろの集団でも市山が頑張っていた」

末永
「初めてこのレースに参加した。きつかった。何もできなかった。明日も出るので頑張りたい。今日のプランは金井をどうもっていくか。プラスにならなくて残念だった。外国人の選手と走れたことはあまりないことなので良い経験になった。自分はあまり暑さに強くないので暑さ対策としてウォーミングアップもしたが、うまくいかなかった。課題は周りに比べて1、2テンポ踏み遅れること。逆Uターンのときスピードが落ちて、バックネット下りぎみでどれだけのせられるか。踏んだと思ったら遅れる。明日は考えながら挑みたい」

金井
「今日の試合はリーダージャージーを守るために走った。レース内容は良かった。リーダージャージのプレッシャーには慣れた。守れるような走りをできるようにしたい。レースは想定してアップしたのできつくなかった。今日の走りに点数を付けるとすれば、完走して10点で走り切れなかったので6点」

鈴木快彰(政経3=横浜)
「前半からハイペースなレース展開になるのは分かっていた。なので、ラスト勝負だと思って挑んだが、勝負できなかった。15周目から積極的にアタックしたが決まらず、このせいで余計に足に乳酸がたまってしまった。あと、前回の落車がトラウマになっていて、うまくコーナーを曲がれなかった。このことは、これから練習していくに連れて克服していきたい」

小林
「コーナーが多かったので、集団の前の方でレースを展開しようと考えていた。なので、レース最後の直線に入るときは、集団の前の方に位置できた。直線では自信があるスプリントで、首位に立つことができた。そのとき久々の優勝だったので、思わずガッツポーズが出た。今度は、プラス1の舞台でガッツポーズできるようにしたい」

森本尊也(営1=岡豊)
「考えていたレース展開はできなかった。前の方に出ようと思ったが、スタートから後ろに行ってしまった。ラストまで持たなかった。レース展開は合わせるのは簡単。足がついてこなかった。足が残っていた。肺が持たなかった。後半のラスト3周のれなかった。それにのれてたら良かった。ロードは難しい。人に見られているとやる気が出る。持久力を付けて、クラスを上げたい。トラック以外のロードにも挑戦したかった。速い速度が好きだが、カーブで肺を持っていかれた。チームで作戦は立てていなかった。やるだけやってみようということになった。インカレまで集中して練習していく」