法大破りブロックラウンド進出決める/天皇杯・皇后杯全日本選手権大会 東京都予選会

2013.08.01
法大破りブロックラウンド進出決める/天皇杯・皇后杯全日本選手権大会 東京都予選会
 3戦全勝し、10月19日に開催されるブロックラウンドへの進出を決めた。3年の有田賢史(政経3=福大大濠)、竹内雅人(商3=羽黒)、中村悠貴(文3=習志野)を中心としたチームで挑んだ。最初の2試合では圧倒的な力の差を見せつけ快勝。法大戦では相手の攻撃を封じることができずに苦戦するも、最後は流れを引き寄せ勝利をつかんだ。

[法大戦]
 第1セットはシーソーゲームが続く。終盤に差し掛かり、サーブで相手を崩すことができると「原さん(潤一・文2=習志野)、小野寺さん(徹・営2=東洋)が先にいてくれるから上げやすかった」とセッターの政井拓歩(営1=市立尼崎)が得意のクイックを決め19―21から5連続得点で逆転。そのままこのセットをものにした。
 相手の攻撃に苦しんだ。今度は第1セットとは反対にレシーブが乱れ、攻撃も決まり切らない。竹内を中心にアタックで得点を稼ぎ食らいつくが、相手のサイド攻撃を止め切れず、21―25でこのセットを落とした。
 粘りを見せた。第3セット、両者譲らず気迫のこもったプレーを展開。ブロックも決まり始め流れをつかんだかと思ったが、簡単にリードは奪えない。しかし18―18の場面で竹内、與崎風人(政経2=鹿児島商業)のバックアタックが決まり再び流れを引き寄せると逆転、今度は一気に相手を突き放し、25―21で勝利をつかんだ。

 4年生が出場していなかった今大会、下級生チームで勝てたことは「自信につながった」(與崎)。しかし「練習でやってきたことを生かし切れなかった」(竹内)と試合に出たからこそ見えてきた課題も大きい。8月中旬からは夏合宿が始まる。「追い込んでやっていきたい」(原)と気合は十分。秋季リーグ戦で、合宿を経て成長した姿を見られるのが今から楽しみだ。

[板橋洋子]

試合後のコメント
竹内

「1、2試合目は調子が上がらず、迷惑を掛けてしまった。法大戦では微々たるものだったけれどチームに貢献できた。練習でやってきたことを生かし切れなかったのは課題。やってきたことを生かせるように頑張りたい。ブロックが練習のときから苦手だったけど、頑張ろうと心掛けた。声が通らなく、小さいと言われるので流れの中で声をかけられるようになりたい。4年生がいなくて3年中心だったけれど、正直びびってました。法大戦はレシーブで繋いで、ブロックで貢献できたから良かった。弱いボールいくつか拾えたら楽に試合を運べたと思う。8月の合宿まで休んで、次に生かせるように力を蓄えていきたい」


「大学に入って久しぶりの公式戦出場だったが、調子も良く、自分のプレーができた。ブロックがよく決まったが反応が悪い部分もあった。そこがこれからの課題かなと思う。4年生にも良かったと誉められたのでうれしい。合宿も近いので夏は追い込んでやっていきたい」

輿崎
「大事なところで決められなかったり2段でミスをしたりしてしまったので満足はしていない。でもレギュラーじゃないメンバーでやってチームができて、勝てたというのは自信につながる。2、3日しかこのメンバーでの調整はしていないので。個人的には物足りなかった。サーブにしてもカットにしても自分ができるプレーはまだまだあった。まだまだ足りないところが多いかなと思う。夏は全体的に向上させたい。細いので体づくりもして、パワーを生かした大きいプレーができるようになりたい。秋にはレギュラーとして試合に出られるように追い込んで頑張る」

政井
「先輩が引っ張ってくれたおかげで切り替えとかもできて、いつもよりいい雰囲気でプレーできた。最後は1年が自分だけだったが、自分のクイックをしっかりできた。3年生は自覚を持ってやっていた。クイックは原さん、小野寺さんが先にいてくれるから上げやすかった。コートの片側しか見られていないので、全体を見て使えるようなトスを出せるようになるのと、ラリーが続いて、ここというときにトスが低くなってしまうので、1本で決められるようなトスを目指したい」