
1年生が早稲田を圧倒し完封勝利/練習試合
後半に入っても前半の勢いは止まらない。後半5分、「いつものポジションと違い比較的自由に動けたので、プレーの幅が広がった」(近藤)とハーフライン付近から近藤が個人技で突破し、後半から途中出場のSH浜野達也(文1=西陵商業)がトライ。その後も福田、右WTB高橋聡太郎(文1=釜石)の得点で着実にリードを広げた。35分には敵陣22メートルライン付近で早稲田がペナルティー。明治は絶好のチャンスをつかむと、FWが押し込み、最後はU20日本代表遠征から合流したNo.8桶谷宗汰(営1=常翔学園)が駄目押しのトライ。終始早稲田を圧倒した明治はその後も得点を重ね、56―0でノーサイドを迎えた。
「0点に抑えたことを高く評価したい」(丹羽監督)と、昨年に続き完封で早稲田に勝利した明治。今後の期待を膨らます結果となった。3年後、紫紺を着た1年生が躍動し、この日のように早稲田に勝つ姿を見たい。
[坂本寛人]
試合後のコメント
丹羽政彦監督
「1年生だけの一度の明早戦なので何点取ったかということよりも、0点に抑えたということを高く評価したいと思います。 特に、FWが接点やブレイクダウンの場面で、相手を上回ることができたので勝利につながりました。 ただBKがもう少し連携でのコミュニケーションができていればもっと得点できたかと思います。 来週の慶応との試合は、この部分をしっかり指導して内容が良い試合をしたいと思います」
左FL近藤雅喜(商1=東海大仰星)
「因縁のライバルとの初めての1年生試合だったので、絶対に勝たなければならなかった。初めてにしては良い試合ができたと思う。全員勝つ気で臨んでいたのが良かった。しかし前半20分過ぎから、受けに回ってしまった。そのため自陣で早稲田に食い込まれる場面も多かった。また、ラックやブレイクダウンなどの接点の場面で、早稲田に負けていた部分もあったのでそこが課題だと思う。後半は、BKの低いタックルが決まり流れが良くなっていた。(個人としては)いつものポジションと違い比較的自由に動けたので、プレーの幅が広がった。ディフェンスの場面で、いかにボールの近くにいてサポートするか、さらに自分でどう突破していくかを課題にしてプレーした。3トライを決めたのは他の選手たちのおかげたが、それを自信にして次の慶応戦につなげたい」
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