2年ぶりの単複優勝果たせず/関東学生新人選手権

2013.06.02
 シングルス、ダブルスともに優勝には一歩届かず、2011年以来の単複優勝とはならなかった。インカレに向けて不安の残る結果となった。

ダブルス
 初戦から順調に勝ち上がった有延大夢(商1=野田学園)・町飛鳥(商1=青森山田)組だったが、結果は準優勝。優勝候補筆頭とされながらも、決勝で大阪・八木橋組(中大)に悔しい敗戦となった。
 出鼻をくじかれた。序盤から主導権を握られ、ゲームを先攻された。「サーブがうまくいかなかった」(有延)と得意のプレーでゲームを展開できなかった。後半でなんとか盛り返すものの、最後は「勢いに負けた」(町)と相手のペースを崩すことができず、黒星を喫した。

シングルス
 有延、町はともに準決勝で敗れ、ベスト4に終わった。
 準決勝では両者ミスが目立った。有延は「自分のペースになりかけてたのに、うまく乗り切れなかった」と固い表情だった。町は後藤(日大)に2セット連取され、後がなくなったところから追い上げた。しかし第5セットは「決められるボールが決められなかった」(町)と決勝進出を逃した。

 滝澤拓真(情コミ1=長野商)は健闘のベスト8入り。「明大の名前を背負って試合に出ることになるので緊張した」(滝澤)ものの、前日のダブルスでの敗戦の悔しさをバネにしてシングルスに挑んだ。迎えた準々決勝は前にも戦って負けた相手である斎藤(筑波大)との一戦。気迫のこもったプレーで追い付きセットカウント2―2。迎えた第5セットは攻めの姿勢で臨んだが勝利にはわずかに届かなかった。この結果に満足することなく「表彰台に乗れるよう頑張っていきたい」(滝澤)とこれからの活躍を誓った。

 インカレへの出場が見込まれている有延、町だったが、納得のいく結果は残せなかった。インカレに向けてまずは今回見つかった課題を克服し「実践に即したメニュー」(田崎俊雄監督)で実力のさらなる強化を図る。万全の状態でインカレに臨み「強い明大」のプレーで優勝を勝ち取ってほしい。