(2)横田将信副将「全員で泥臭く勝てるチームとが、うちが目指す形」
――前回、小形亮介主将(政経4=日大三)が「寒いと分かってるのにギャグ言うのやめて!」とおっしゃってましたが
横田 思ったことを口に出してしまうタイプの人間なので(笑)。ウケるウケないは予想せずにしゃべってます。それでチームが温かくなってくれればいいです(笑)。
――“思ったことを口に出してしまう”というのは試合中でも
横田 そうですね、同期後輩関係なくなるべく口に出すようにはしてます。
――神大戦で修正した部分などは
横田 日体大戦があまりにも不甲斐ない結果になってしまって、一から見直そうと思ってやりました。純粋なヒットだったり、そういう部分を見直さなきゃいけないなと。2週間でできる範囲も限られてましたが、2対1のところはしっかり見直そうという目標を立てました。そこの目標は達成できたのかなと思います。他は完成度の低いオフェンスなので、次の関西学大戦までに突き詰めていきたいと思います。
――この2戦を戦ってみて、秋への手ごたえを感じられた部分はありましたか
横田 春は結果よりも内容、と言うのですが、やはり内容もしっかりできてません。特に今年のオフェンスラインは若いチームで、今からできるとは思ってないですがチームの足を引っ張ってしまいました。本当にこれから頑張っていかないといけないなと思います。
――細野燿平(平25政経卒)の抜けた今季の影響は
横田 もちろん影響はありますね。去年の細野さんみたいにチームを引っ張っていかなきゃいけないのはもちろん、細野さんのように実力があるプレーヤーだとは自分で思ってないので、その中でいかにチームを引っ張っていけるかというのは自分の課題だと思います。今年は1対1だけではなくて、全体でプレーを出すということを掲げてやってます。
――キーワードは“全員で”ですか
横田 そうですね、去年やおととしを見ても、細野さんのようなプレーヤーはできてしまうので、誰に対してもしっかり寄せていけるのですが、他ができていなくてやられてしまうと細野さんが押した分が無駄になってしまいます。そういうところが(今年のオープン戦で)出ていたので、個々で上を目指しつつも最低限の仕事をするというのは心掛けてます。
――オープン戦を2戦消化して、練習面での変化はありましたか
横田 もっと基礎練習を増やそうということになりました。神大戦が終わってからメニューもいろいろと変更して、練習時間も長くなりました。全体として基礎練習の時間を増やそうということになって、そこに割ける時間は増えてるのでオフェンスラインとしても基礎練習に力を入れて取り組んでます。
――同じオフェンスとしてQB廣瀬湧基(商3=足立学園)の仕上がりはいかがですか
横田 能力はあると思ってますし、あとはQBとなるとプレーコールだったりというプレッシャーもあると思いますが、そのへんにも徐々に慣れてきていると思います。やはりまだ波があると言いますか、試合での安定感というものをもう少し求めていこうかなと思います。今はもう廣瀬一人に頼っている状態ですね。本当にケガしないかが心配です。
――QB廣瀬の昨年との違いは感じますか
横田 やはり杉浦さん(祐治・平25文卒)がいた去年は、1本目がいるという余裕があったと思います。でも今年は(3年生ですが)4年生の自覚を持ってやってほしいというのは彼にも言っていて、責任感というのは変わったと思います。プレーだけではなく、口で「こうしていこう」というのが言えるようになったので、いい傾向かなと思います。
――6月2日に関西学大戦がありますが
横田 実力はまだまだ向こうのほうが上だと思ってますが、全員で最後まで勝ちたいという気持ちでやっていきます。春は内容とは言いますが、自分は1年の時から関西学大に勝ったことがないので、勝ちたいです。気持ちを前面に出して、上のチームに挑む、最後まで諦めない気持ちを持って粘り強くやりたいです。
――どんなチームになりたいですか
横田 全員で勝てるチームになりたいです。人数も少ないですし、上位校に比べればタレントも少ないですし。全員で泥臭く勝っていけるチームというのが、一番うちが目指す形なのかな
――現在見えている課題としては何かありますか
横田 春の段階では個人能力を上げていこうということです。日体大戦神大戦を見ても、個人の力がまだまだだなというところがありました。今までは個々で力の差があってもなんとかやってこれてしまったところがあったのですが今年はそこを見直していこうと思います。全員ができるようにならないと勝てないということをコーチも自分らも自覚しているので、まずはそこ。個々の力があれば秋にもしっかり戦っていけると思うので、春の段階はやはり基礎練習が大事になってきます。
――若いOL陣の中で自分の役割ってなんだと思いますか
横田 背中で引っ張りたい、プレーで魅せたいというのはもちろんなんですが、雰囲気だったり気持ちの面でサポートしてあげたらなと思います。今日も先週からきついメニューをこなしていて雰囲気も良くなかったのですが、その中で小形(亮介・政経4=日大三)をはじめとした幹部が見てあげたりするのが(下の学年の選手の)プレーにもつながると思うので、意識したいです。個人としては、学年関係なく接することができる幹部になりたいと思ってます。
――ご自身のプレースタイルは
横田 難しいな(笑)。ラインて体の大きな人がやりますが、自分はそんな大きなほうではないので、スピード派です。持ち味のスピードを生かしたくて明治に来たので“相手を突き刺すようなブロック”ですね。
――次回は同じく副将の三春さん(恵介・文4=日大三)を掲載予定なのですが、どのような選手ですか
横田 やるときはやる男です。いつもはへらへらしてますが、有言実行…結構インターとか結果を残す人なので。
――人柄的には
横田 ちょっと濁しつつ…みんなに優しいです(笑)。
――三春さんに一言ありますか
横田 インターセプト期待してます!
――ありがとうございました
◆横田将信 よこたまさのぶ 営4 法政二高出 175cm・98kg
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