早大に敗れ3連覇逃す/東日本大学リーグ戦

2013.05.19
 明大の3連覇を阻んだのは宿敵・早大だった。予選リーグでは日大工学部、東洋大に7―0、6―0と圧倒的な力を見せた。そして決勝リーグ初戦、明大は専大と対戦した。先鋒(せんぽう)の玉置裕也(文1=大商大堺)は1―1と引き分けたものの、後続が続き6―0と好発進を遂げた。

 第2戦の相手は早大であった。先鋒(せんぽう)は昨年度の東日本大学リーグ戦最優秀選手賞を受賞した石田圭吾(文2=大商大堺)が1―2で敗北すると、次鋒(じほう)の玉置も0―2と流れをつくれなかった。そんな中、参鋒(さんぽう)の大貫洋平(文3=東海大相模)が立ち技で二本取り、相手の流れを断ち切ったと思われた。しかし、中堅のポイントゲッターである榊原亮(法3=大阪桐蔭)が引き分けると、続く原田優介(法1=朝倉)、柳口憲太(商3=長崎西)も勝ち星を挙げることができない。敗戦が決まった大将戦は大石健作主将(文4=初芝立命館)が組み技で二本取り、最後に意地を見せた。

 最終戦の中大との試合は1年の玉置、原田が勝ちを落としたが、2年生以上が白星を挙げ、明大は2位という結果に終わった。

 昨年のこの大会で石田が鮮烈なデビューを飾ったが今年の1年生は「1年生2人共大事な場面で勝てなかった」(高村潤監督)と監督が語るように不本意な結果で終わってしまった。しかし、今回次につながる経験を積み、今後「強豪明治」を担っていく1年生たちの活躍に期待したい。