玉川大に敗れ2回戦敗退も大きな収穫/関東大学女子選手権
スターターは、野路麻衣(理工3=金沢西)、小島、伴真衣香(文2=東京成徳大)、北浦彩加(国際2=大津)、萱沼史織(情コミ1=埼玉栄)。
後半に入って実力差が出た。第2クォーターを29―33の4点差で折り返すと、第3クォーター残り6分までシーソーゲームが続く。しかし、玉川大の2―3ゾーンディフェンスに苦しみ、インサイドからの得点を奪えない。相手の得点が続き、たまらずタイムアウトを取る明大。その後は小島の3Pシュートで何とか10点差に食らい付く。それでも流れは玉川大。第4クォーターに入ると一方的な展開となり失点がかさんでいく。終盤は1、2年中心で臨むも、結局53―82の29点差で完敗。2部上位リーグと3部の差を見せつけられる形となった。
「後半は力の差が出てしまった」と今日の試合を振り返った小島。しかし「着々と成長してきている」という実感を得ていることもまた事実だ。その要因の一つは2年の伴と北浦のプレーが安定したことが挙げられる。F(フォワード)の伴と北浦は昨年からスタメンとして出場していたが、好不調の差が激しかった。今年の4年の野路と小島は共にG(ガード)。伴と北浦が得点を取れないと厳しい試合になってしまう。しかし、今大会を通して2人が安定して得点を稼ぐことができた。それが今回の「想像以上」の結果につながった。
しかし、課題もある。PG(ポイントガード)の野路は「中と外のバランスが悪い」と反省する。今回はインサイドやミドルからの得点が目立った。伴と北浦、さらに1年生のC(センター)の萱沼が得点を取れるだけにこのような展開が目立ったが「自分たちより上の相手になった時には中と外をうまく使わなければ勝てない」と危惧する。2部昇格のためには自分たちよりも強い相手を倒さねばならない。それだけに、これからの明大の大きな課題となりそうだ。
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