早大を破り5位で大会を終える/関東大学選手権
ドライブで切れ込む中東
スターターは、安藤誓哉(情コミ3=明成)、中東泰斗(文3=光泉)、目健人(政経4=京北)、西川貴之(情コミ4=東海大附四)、皆川徹(営3=京北)。
第1クォーターはシーソーゲームとなった。先制点こそ西川が右からのミドルシュートを決めたが、その後は外からのシュートが決まらない。その中で皆川を中心としたインサイドからの攻撃に切り替えると、これがはまり皆川は第1クォーターだけで8得点。対する早大も、キャプテン河上を中心に得点し明大を逆転する。第2クォーターに入ると、序盤はお互いに攻めあぐね、なかなか得点が生まれない。しかし安藤のカットインからのシュートが決まると、それからの2分半で12点を奪う猛攻を見せ相手を突き放す。第3クォーターには、今大会3Pシュートランキングトップとなった目の連続3Pシュートなどで、効果的に加点する。しかし第4クォーター、「チームとしての決め事を(皆川が)守れなかった」と塚本清彦ヘッドコーチが話すように、守備の乱れから早大の池田に外からのシュートを決められるなど6点差まで詰め寄られる。それでも「(マークの)相手が小さかったのでインサイドを使って攻めた」と積極的に仕掛けた中東の得点で、早大の反撃を断ち切った。
「チームとして安定してきた」という塚本ヘッドコーチの言葉通り、今大会では追い上げられてもしっかりと勝ち切ってきた。また安藤が得点ランキング3位をはじめ、各ランキングで上位に名を連ねるなど存在感を見せた。円熟味を増すチームの秋の飛躍が期待される。
[松井嚴一郎]
皆川はゴール下で躍動した
試合後のコメント
塚本ヘッドコーチ
「ミスもあったが試合としては悪くなかった。春は結果を求めていない。今日も朝練をやってから試合に臨んだ。秋の大会は試合数が多いので、ずっと同じメンバーで、とは考えていない。ケガ人も含めまだ全部は見せていないので、秋には使える選手も増えていくと思う。(今大会では)選手への信用が信頼に変わった。特に西川。毎試合コンスタントに得点するし、積極性がついた。いい選手になった。(上位チームに勝っていくには)我慢や駆け引きが大事。強いチームの選手は勝負所を分かっている。だから強い」
中東
「(外からのシュートが不調だったが)インサイドからの攻撃に切り替えた。第4クォーターに16点差をつけたところで、相手に外からのシュートでやられてしまった。離せるところで離せないのが良くなかった。(リーグ戦、インカレに向けて)青学大、東海大とどこまでやれるか。この前の試合も第3クォーターまでは戦えていたり、いいところまでは来ている。踏ん張りが大事になってくると思う」
皆川
「(今日の試合は)後半気を抜いてしまった。特に第4クォーター。今までと違って一つのプレーがチームに響くし、流れが変わってしまうので反省したい。(インサイドからのいい攻撃が見られたが)今年は2年間やってきているので、インサイドでも存在感をだしていきたい。チームが苦しい時には体を張ったプレーをして、チームを支えたい。(リーグ戦、インカレに向けて)青学大、東海大に勝って優勝したい。(青学大の)永吉さんは当たりが強く、最初は5分にやれていても後半やられる。ひるまずにいきたい」
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