共栄大との接戦制し、大会初の1回戦突破/関東大学女子選手権

共栄大との接戦制し、大会初の1回戦突破/関東大学女子選手権
 グループリーグを突破しトーナメントへの出場を果たした明大。第2クォーターでは一時10点差をつけたが、徐々に共栄大の3Pシュートが決まり出す。第4クォーター後半、ついに追いつかれ試合は振り出しに。しかし、同点のまま迎えたラストプレーで北浦彩加(国際2=大津)が得点し、明大が接戦を制した。2回戦へと進出した明大は、14日に玉川大との一戦を迎える。

1対1で強さを見せた北浦
1対1で強さを見せた北浦

 接戦を制した。前半は明大のペースで試合が進んだが、前半には入らなかった共栄大の3Pシュートが徐々に決まり出す。すると、第4クォーター残り9分、相手が3Pシュートを沈めて試合は62―62の振り出しに。流れが共栄大に傾きかけたが、明大のタイムアウトを挟み、伴真衣香(文2=東京成徳大)がドライブからバスケットカウントを決める。互いに速攻からの得点が増え、1プレーごとに歓声が上がる。69―69で迎えたラストプレー。速攻から北浦が抜け出しほとんどフリーになると、残り1.1秒でジャンプシュートを決め、接戦に終止符を打った。

 明大にとっては初の2回戦進出だ。小島つばさ(国際4=東京成徳大)主将も「試合をこなすごとにレベルは上がってきている」と実感する。創部してからの歴史がまだ浅いだけに、人数と戦力がそろうまでに時間を要した。今日の試合で得点を稼いだ伴と北浦もまだ2年生。若い力がチームに勢いをもたらしている。
 今日の試合、要所で得点を決めた伴は「相手はファールが込んでいたので思い切って中に入った」と、競った場面での連続得点など勝負強さが光った。また、タフショットや1対1から得点を量産した北浦は「みんなのアシストがあったからこそ」と控えめながらも頼もしい表情を見せた。

 14日は玉川大との一戦を迎える明大。「自分たちのやってきたことをやり切りたい」と小島主将は意気込む。格上の相手だけに苦戦は必須だが、一つでも上を目指す。

初の2回戦進出を果たした
初の2回戦進出を果たした