
安定した試合運びで法大に快勝/関東学生春季1部リーグ戦
終始良い流れだった。先制されるも、池辺大貴(政経4=藤代紫水)のステップシュートで追い付くと、東謙佑(法2=法政二高)の連続得点で逆転。以降、一度もリードを許さなかった。エース池辺は前半だけで7点を挙げる活躍ぶり。試合を通してもチーム最多得点を挙げるなど、3得点に終った立大戦の鬱憤(うっぷん)を晴らした。またこの日は、速攻と素早いリスタートによる攻撃が効果的に決まった。特に光ったのが小島敏哉(法3=富岡)。「速攻で機動力を生かした攻撃をするのがポストの仕事」(小島)と多くの攻撃に絡み、5得点を挙げる活躍を見せた。
試合終盤には下級生主体で臨むなど、先を見据えた起用も見られた。「下級生をもっと出してあげたかった」(荻原良太・政経4=駿台甲府)と話すなど思い通りにはいかなかったものの、下級生は貴重な経験を積んだ。
だが、試合のところどころにミスもみられた。「(ミスについて)春季リーグの7試合で常に出ている自分たちの課題。克服していかないといけない」(池辺)。佳境を迎えるリーグ戦。残り2戦、課題であるミスを減らした戦いをしていくことが求められる。
[松井嚴一郎]
試合後のコメント
松本勇監督
「シュートミスが目立った試合だった。前回に比べたら良くなった部分もあるが相手が強いチームだったら、前半のミスが続いた場面で逆転されている。後は戻りが遅い。うちはセットのオフェンスで取れる得点は限られているので、しっかり守って速攻をすることは重要。それだけに他のチームよりいっそう戻りなどをしっかりしなくてはいけない。池辺だって絶対シュートを決められるわけではないので、チームとしてその辺はしっかりしていかないと。(後半には控えの選手も多く出していましたが)最終的に秋に優勝できるチームを作ることを考えているので、今は春の順位に関わる得失点差などをあまり気にせずに、チームの底上げを図っている。日体大などの本当に強いチームは、毎年下の代まで試合に出して全体のレベルアップをしているのでうちもそういうチームにしていきたい。」
安田祥樹主将(農4=藤代紫水)
「もっと点差をつけられる試合だったが、ノーマークシュートなどのシュートミスや細かいミスが多かった。これは秋に向けての課題。今まで盛り上がりに欠けた試合が続いていたが、盛り上がっていたし皆試合にでてプレーできるなど雰囲気も良かった。(次戦へ向けて)自分たちのやるべきことをやるだけ。頑張りたい」
エースの池辺
「前の試合で60分間全く動かなかったので、今日の試合はやってやろうと思っていた。その中で今日の試合は個人的には良かった。(試合終盤の下級生の試合出場は)次以降の良い経験になったと思う。5分くらいと短い時間だったが、その5分は価値ある5分になったと思う」
キーパー荻原
「(試合を振り返って)ミスが多く出てしまった。集中力が切れるとミスが出てしまうところは試合中に修正したい。体の調子は悪かったが(セービングは)良かった。試合の中でチームがイライラしたり沈んでいたりするので盛り上げたい。試合はポジティブにやっていかないといけないのでポジティブにいきたい」
ポストの小島
「格下相手だったので練習通りにやれた。ただディフェンス、オフェンスともにミスが出てしまった。(オフェンスでは)周りと合わなかったりしたが、練習では出来ているので試合で合わせられるようにしたい。(ディフェンスでは)自分がコントロールしなければいけないのに出来なかったので、反省して改善していきたい。(桐蔭横浜戦に向けて)足をすくわれないようにする。だれないように引き締めていく」
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