
B・Cチーム共に大差で拓大に勝利/練習試合
明治大学C対拓殖大学C
Cチームはブレイクダウンで圧倒し試合を有利に進めた。開始早々の前半1分。22mライン付近のラックから、SH兵藤水軍(農1=仙台育英)からSO茂木直也(商4=深谷)へつなぎ、最後は右FL田中健太(営2=大阪桐蔭)が先制トライを決める。40-0とした前半30分には、左WTB高橋聡太郎(文1=釜石)が自陣22mラインでパスカットし独走トライを決めた。その後もFW戦で優位に立つことで、アタックが安定。そこから朴鐘圭(商4=大阪朝鮮)を中心にゲインラインを切り、拓大を圧倒しトライを重ね64-0で前半を折り返す。大半のメンバーを入れ替え臨んだ後半。開始早々にラインアウトからモールで押し込まれ拓大にトライを奪われる。明治も後半6分、ラックからつないで最後は右WTB山本祐太朗(営1=明大中野)がトライを決めるが、その後は前半の勢いが見られなかった。FW戦では互角の戦いを強いられ、簡単なミスも目立ち始める。中盤以降も2トライを許し、結局88―17でノーサイドとなった。
明治大学B対拓殖大学B
最初から最後まで明治のペースで試合を運び、最終的には116―14での圧勝となった。立ち上がりから敵陣でプレーを展開し、スキをうかがう明治。最初のトライは前半9分、ハーフウェイライン付近からSH村島亮平(政経3=常翔啓光学園)が出したボールを左LO南宗成(商3=大阪朝鮮)が受け取りゲイン。右LO近藤雅喜(商1=東海大仰星)がインゴールへ飛び込んだ。2分後に失点を許したものの、その後は5分に1トライのペースで次々と得点を重ねた。中でも「練習から試合を意識してやってきた」という左FL上田宥人(政経2=東海大仰星)は前半だけで3トライ。34分にはタックラーを振り切りながら40メートル近く独走し、フィジカルの強さを見せ付けた。
そして45―7の大差で迎えた後半。明治の勢いは止まらない。後半20分までに6トライを追加。点差を広げ、勝利を決定付けた。ルーキーの活躍も光る。後半8分にはNo.8桶谷宗汰(営1=常翔学園)がゴール前で拓大のディフェンスを2人抜いてトライ。森田澄(政経1=天理)、末廣将成(商1=京都成章)の両CTBも力強いランでチームに貢献した。さらに末廣は28分、40分にも得点。上田と並んで今試合最多3トライを決めた。ラストプレーまで加点の波は止まず、終わってみれば点差は100点以上。圧倒的な実力差を見せ付ける結果となった。
「今日の試合は来週の慶応戦につながる内容」(南)。B・Cチーム共に結果を残した拓大戦。明治の選手層の厚さを見せ、Aチームへも刺激を与えた。上級生にも劣らない力強いプレーを見せた1年生の活躍からも目が離せない。
[関本紗希・坂本寛人]
試合後のコメント
左PR植木悠治(政経2=常翔学園)
「良いテンポで楽しく、しっかり声出していこうと話していたので、その点については良かった。点数は気にしていないので、結果が全て。最後まで切らずに、みんなでコールしながらつないでいったことが良かった。スクラムは後半、塚原(巧巳・政経2=国学院栃木)が入ってきて、安定して良くなったと思う」
左LO近藤雅喜(商1=東海大仰星)
「オール早慶明やセブンスで、1年生から使ってもらえたことで色々な経験ができている。社会人のようなレベルな高い人とプレーした経験が、今に生きている。試合の準備やFWなので体を張るということ、小手先のことではなく接点の強さでプレーしていくことを学んだ。今日は小村さん(ヘッドコーチ)からも、ブレイクダウンなどでの動きを見ていると言われたので、そこを意識した。もっと接点を厳しくいかないと上のレベルでは通用しないと思う。今年は春からメンバーに入れてもらっているので、それを持続できるように頑張りたい」
右LO南宗成(商3=大阪朝鮮)
「練習の時から、A・Cチームより声を出していこうと意識していた。自分も上級生でFWを引っ張っていくことも心がけた。前の試合はAで良くなかったけど、今日の試合は来週の慶応戦につながる内容だった。FWに関してはスクラムやラインアウト、モールも手応えを感じた。チームとしても個人としてもまだ寄りの部分など課題はあるのでとにかくAチームにあがってチームに貢献したいです」
左FL上田宥人(政経2=東海大仰星)
「チームとして良い結果が残せたので、これがAや下のチームの勢いにもなればいいと思う。今日はみんなでコミュニケーション取りながらやっていた。練習から試合を意識してやってきたのが勝因。下のチームでこれだけ通用しても上のチームでは厳しくなると思うので、上のチームでもこういった結果を残せるように頑張りたい」
左CTB幸重記(文4=大分舞鶴)
「今日はいまひとつ。自分にあまりボールが回ってこなかったので十分にプレーしていない感じがある。今日はBチームのゲームキャプテンを務めたが、下級生の選手が多かったのでコミュニケーションを大事にした。自分から声をかけて下級生にも意見を言わせるようにしたので、その中で徐々にですけどチームとしてまとまっていったと思う。自分のプレーに集中しながら周りを見なければいけず神経を使う役目だが、体でチームを引っ張っていくキャプテン像というのもあるので、大変さは感じなかった。BKとしてプレーしながら周りも見ているし、4年生ということで声をかけることを意識している。なので、変に試合だからと意識はしなかった。ゲームキャプテンとして試合全体を見て、自分たちのやりたいプレーが前半出せていなかったので、普段練習していることにこだわってシンプルにできればいいなと思った。自分たちのミスで攻撃を止めてしまったり、攻め込まれてしまった場面があったので今後そういったミスは意識していきたい。Bチームのゲームキャプテンとしての目標は、勝つことを第一にしてチームがまとまるように。コミュニケーションの部分を大事にしたいので、常に練習で言い続けて楽しくラグビーができたらいいなと思う」
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