王者日体大に敗れ、負け越しでリーグ戦を折り返す/関東学生春季1部リーグ戦

2013.05.01



 リーグ戦も中盤に入り、ここまで2勝2敗。これ以上黒星を増やしたくはなかったが、学生王者日体大に敗れた。前半は常にリードされる展開で試合が進んだが、後半に入るとディフェンスが機能し、強力な日体大オフェンスを抑えた。オフェンス陣もエース、池辺大貴(政経4=藤代紫水)を中心に得点を重ねていったが、29―35で敗れた。

 前半は、ミスからの逆速攻で得点を重ねられてしまい失点を重ねてしまった。「修正できた」(安田祥樹主将・農4=藤代紫水)と言うように、後半に入るとディフェンスが相手の逆速攻を防ぎ始めた。そこから、池辺、堤由貴(営3=洛北)らがセットオフェンスを中心に得点を重ねた。連続得点を見せる場面もいくつかあり、後半残り5分からは怒とうの攻撃で3連続得点を決めた。しかし、前半の7点差は挽回できなかった。

 ミスを少なくしていく。今季のリーグ戦では既に3敗したが、敗因は「自分たちのミスからの逆速攻」(池辺)。日体大戦でも、試合を通してパスミスや連携ミスが目立った。チャンスを逃し、相手に得点を与えてしまった。「ミスをゼロにすることは難しいが、ミスを減らすことはできる」(池辺)と課題は見えている。パスミスは個人のプレーに対する価値観の相違から生まれるもの。チーム全体でどういうプレーを目指していくのか、意思統一をし、チーム力の向上が急務だ。

 リーグ戦も折り返し。強豪校との試合は終わり、残すは「負けられない戦い」(安田主将)だ。実力的には格下との対戦が続くが上位入賞のためには1敗もできない。