
流経大相手に引き分けも確かな手ごたえ/関東大学1部リーグ戦
明大ボールから始まった前半戦。序盤から積極的にゴールを狙う。10分には右サイドから矢田旭(法4=名古屋グランパスU-18)がドリブルで切り込むも相手の体を張った守備に阻まれる。17分に今度は左サイドから小川大貴主将(営4=ジュビロ磐田ユース)がセンタ―リング。中央の野間涼太(商4=青森山田)が頭で合わせようとするもタイミングが合わない。その後は相手も激しく明大ゴールを狙い、攻守が素早く入れ替わる早いゲーム展開に。24分には相手のCKからのボールを奪い、和泉竜司(政経2=市立船橋)がカウンターを仕掛ける。最後は八塚利朗(政経4=東京ヴェルディユース)がシュートもゴールにはならない。35分には西澤厚志(政経4=前橋育英)が高い位置で相手のボールを奪い、自らドリブルで運びシュートも相手GKに止められてしまう。前半終了間際には相手の厳しい攻撃にさらされるも体を張った守備でゴールを守る。前半は0-0で終了。
後半も激しい試合展開になり、両チームともラフプレーが目立つように。7分には相手の鋭いシュートが明大ゴールを狙うもわずかにそれる。途中から交代で梅内和磨(政経4=FC東京U-18)、水野輝(文4=市立船橋)、三橋隼斗(商4=鹿島学園)を続けて投入し、流経大ゴールを狙う。しかし最後まで堅い守備を崩すことはできず、0-0のまま試合は終了した。
0-0で勝ち点1を獲得した明大。引き分けという結果だったものの前節で課題として挙がっていたサッカーに対する姿勢という面で今回流経大と互角に90分間無失点で戦えたことは大きな成果だ。神川監督の「明大は1試合1試合成長していかなければならない」という言葉通りに明大は確実にチームとして成長し続けている。このままの勢いで前期残り6試合を戦い抜く。
[河村隆之]
試合後のコメント
神川監督
「今日はほんとに引き分けだったけど、お互いに戦う気持ちがでていた素晴らしい大学サッカーだった。こういう素晴らしい試合で得た勝ち点1、しかも無失点なのでとても価値のあるものになった。前節に見られたサッカーに対する姿勢の甘さといったものは練習をしっかりしたことで改善して、今日は見事な戦う姿勢を見せてくれた。90分通じてコンパクトにコレクティブに攻守とも戦えたことは素晴らしい成果。特に体を張って無失点に抑えたことは素晴らしい。今日の課題は、まあこの1年課題になるであろう攻撃の精度、攻撃のアイディアでしょう。昨年度攻撃を担っていた選手が卒業して、攻撃のハーモニーがなくなったのでその連携を作り上げることが課題。今日の守備は良かった。流経大に対して体を張って守れていた。特に小川は攻守にわたってチームをまとめていた。明大は1試合1試合成長していかなければならない。次節は今日の守備を維持しつつ、点を取れるように持っていきたい」
小川
「勝ち切れなかったのは良くなかったが前節でできていなかったことができた。前節で1対1の場面で負けてしまうことがよくあったので負けないように練習をした。それで今回は1人1人が1対1で負けないで守備をすることができた。全体的に自分たちのサッカーができて良かったが点を取れなかったということが課題。まだまだ改善していく部分はある。前半の終わりにあった相手のペースになった時どうプレーするのか、また後半にどちらもカウンターで攻めあう時どうするのかといったところは練習で詰めていきたい。チームの雰囲気は良い。1節より2節、2節より3節と調子は右肩上がりできているのでみんな自信を持ち始めている。これからもっといいゲームができる。次節はもっと勝ちにこだわっていきたい」
矢田
「前節が勝ちはしたが球際とかで粘れていなくて今回はそういったところを意識してやろうみんなで話して、そういった面では今日は気持ちを込めたプレーができて良かった。けれどもリーグ戦なので勝ち点3を取らなければならなかった。まだ最後の攻撃でのアイデアとかが足りない。自分としては今回スルーパスをあんまり出していなかったのでそういったプレーを増やしてチャンスを作りたい。練習からホットラインというか一人一人のいい関係をもっと築いていきたい。(次節戦う)国士大は今日負けているので逆にもっと気合いが入ってくると思うので気持ちで負けないこと。それと今日の課題だったスルーパスなどを積極的に出して得点して勝ちたい」
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