(38th Period)関東大学選手権直前インタビュー 伊藤優人、赤坂卓哉

 上級生がチームを引っ張る。守護神として活躍するGK伊藤優人(商4=白樺学園)と前線からの献身的な動きが特徴のFW赤坂卓哉(営4=釧路工)に今大会への意気込みを語ってもらった。

―伊藤―
――昨年1年間を振り返って
伊藤:
シーズンを通して絶好調という試合が少なく、力を発揮できた試合はあまりありませんでした。

――新チームになって昨年と大きく変わったことは
伊藤:
昨年は4年生に能力の高い選手がたくさんいたので、頼っていた部分は大きかったと思います。ですが今年は能力の高い選手が少ないので、スピードやガッツといった面を出していき、チェックなどにも勢いのあるプレーをしていかないといけなくなりました。その点、チーム全体で一つになって戦っていかないといけないということにもつながってくると思います。

――新チームの雰囲気は
伊藤:
とてもいいと思います。スタッフから何事も「全力」でやるということをキーワードによく言われているので、試合に関しても昨年の反省であったチームの波を無くしていくことにつなげていきたいと思っています。

――インカレ後の取り組みは
伊藤:
シーズンが終わってから間が空きましたが、基礎体力向上を中心に走り込みも多くなってきています。

――北海道での合宿はどうでしたか
伊藤:
ここでも基礎体力向上をメインにやっていきました。昨年よりかなり走り込みは多いと思います。U―18日本代表と練習試合をやって、試合の中でフォーメーション、システムの確認をすることもできて充実していました。

――今年のチームの特徴は
伊藤:
個々は劣りますが、昨年よりスピードはあるので、その点を生かしていければ個人的にはやれるんじゃないかと思います。さっきも言ったように全力でやるという癖をつけていきたいです。

――ご自身の調子は
伊藤:
ケガの影響も無いですし、悪くはないですね。

――今年は大学最後の年となりますが、どういった役割を果たしていきたいですか
伊藤:
自分はキーパーというポジションで後ろから全体が見渡せるところなので、みんなをしっかり見て、システムや戦術について口を出していって、守護神として活躍したいですね。プレッシャーは元々感じない方なので、伸び伸びやっていきます。

――今大会の組み合わせを見て、どう思いましたか
伊藤:
東洋がいないのは残念ですが、どこと当たっても油断はできないなと思いました。ちょっとしたことで流れは悪くなってしまうと思うので。決勝では中央が来ても、早稲田が来ても昨年のインカレの借りを返したいと思うので、どっちが来ても倒したいです。

――最後に今大会への意気込みとファンへ一言をお願いします
伊藤:
優勝ということだけを考えて、自分たちのホッケーができれば結果は付いてくると思うのでそれを見せたいと思います。ファンの方々へは期待に応えられるようにいい結果、いい試合を見せられるように頑張ります。

――ありがとうございました。

◆伊藤優人 いとうゆうと 商4 白樺学園高出 171cm・64kg

―赤坂―
――昨年を振り返って
赤坂:
チーム的にはあまりいい1年ではありませんでした。練習をもっとしっかり真面目に取り組んでいれば勝てたと思います。個人としては春からインカレまで通して全部は出れていないので、その点は悔しいです。

――新チームはどうですか
赤坂:
いい感じだと思います。練習から常に全力でやるということを決まり事にしているので、大きく変わったと思います。昨年の4年生が抜けてしまったので、自分を含めてもっと頑張らないといけないですね。

――昨年との大きな違いは
赤坂:
先輩方がぐいぐい引っ張ってくれましたが、今年はずば抜けたスター選手がいないので、チーム力で勝っていこうということを一番に考えています。システムやフォーメーションといった部分も細かくやっています。

――ご自身のチームでの役割は
赤坂:
やっぱりFWとして得点を奪うことはもちろんですが、フォアチェックから相手に攻めさせないようにすることも大事ですね。攻めから守り、守りから攻めといった切り替えも早くしていきたいです。

――3月の北海道合宿はいかがでしたか
赤坂:
練習試合と走り込みの印象が強いです。前日の夜に出た課題を翌日の朝に克服して練習をやれたので、充実した合宿だったと思います。

――卒業した4年生から一言はありましたか
赤坂:
ずっと言われてきたのは、センスはあるから体づくりをしっかりしろ、ということです。牛来さんとは同部屋だったのでよく言われました。

――その体づくりはここまでどうですか
赤坂:
筋トレは昨年よりかなりやってきています。伊藤(優人・商4=白樺学園)から筋トレを誘われるので、週1は定期的にやっています。

――今大会の組み合わせからヤマ場はどこになりますか
赤坂:
ヤマ場は無いと思えるくらい自信があります。東洋が出ないことは気にしていないです。決勝まで力差のあるチームとの試合が多くなるので、悪い癖である相手のプレーに合わせてしまうことが多くなってしまうと思います。決勝でいきなりレベルの高いチームと戦うことはやりづらいですね。

――最後に今大会への意気込み、またファンに向けて一言お願いします
赤坂:
まずは春一つとってから3冠を目指したいと思うので、スタートをしっかり切りたいです。昨年より力強いチームになりましたので、応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

◆赤坂卓哉 あかさかたくや 営4 釧路工高出 172cm・65kg