
小日向が200平で2位、ルーキーが奮闘/日本選手権
スーパールーキーたちが奮闘した。大会後半戦の3日目、最終日の4日目。萩野公介(東洋大)が大会史上初の5冠を達成するなどして会場を大いに盛り上げた。明大勢は、200m平泳ぎで小日向一輝(商1=千葉商大附)が2位、高校時代の同期である平井健太(商1=千葉商大附)も100mバタフライで4位入賞した。背泳ぎ界のホープ神村万里恵(情コミ1=八王子)は本来の泳ぎではなかったものの200mで5位に入賞した。3人は今大会の結果を踏まえ、夏に行われるユニバーシアードの日本代表にも選ばれた。
小日向200平2位
電光掲示版を確認すると小さくガッツポーズした。ロンドン五輪銅メダリストの立石諒(ミキハウス)を破っての2位。予選で更新したベストタイムをさらに0.5秒上回る2分11秒27をたたき出した。150mでは5位だったものの、ラスト30mからの驚異的なスパートで前の3人を捕らえた。「予選の時も後半上げる展開でいったが、思ったよりもきつくなかった」。得意の後半勝負で圧巻の泳ぎを見せた。
決勝レース。小日向の両隣りにはビッグネームが揃った。右側4コースにはこの種目世界記録保持者の山口(東洋大)。左側5コースには立石。世界トップレベルの顔ぶれとなったが「周りの強い選手たちの胸を借りるつもりで泳いだ」と動じることはなかった。立石に勝ったことも「タイムが速いわけではないですから」と前置きしたうえで「勝てたことは自信につながる」。また一歩世界に近づいた。
もう前には山口しかいない。ジュニア時代から全国レベルの大会では山口に負け続け、お決まりとなっていた「2番手」。だが、シニアで戦う大学入学後は「金を取れる選手にならないと」。言葉の裏側には王者山口に勝つ未来像を描いている。伸び盛りの18歳は「1番手」を目指し、さらなる進化を誓った。
平井健、神村も
小日向だけではない。平井健と神村もルーキーとして上々のデビューを飾った。
平井健は今大会100m、200m自由形、100m、200mバタフライの計4種目に出場。自由形2種目は「なんで泳げないのか分からない」と原因不明の不発レースに終わった。だが「水に乗る感覚を取り戻した」と、最終日の100mバタフライ決勝では自己ベストの泳ぎで4位入賞果たした。計8レースというタフな日程を終え「公介(萩野)や大也(瀬戸)はもっと出ている。疲れたなんか言っていられない」。大会を通じて成長している様子を見せた。
一方神村は200m背泳ぎで4位に入賞した。持ち味の「後半の伸び」を生かしたレースはできなかったが、2日目の100m4位に続くダブル入賞で、夏に行われるユニバーシアードの代表権は獲得。今大会の最低限の目標はクリアした。「スタート、前半のスピードに対する苦手を痛感した。これから修正してユニバに備えたい」。昨年は派遣標準記録を切れずにロンドン五輪を逃した。悔しさをぶつける舞台に向け、背泳ぎ界のホープはリベンジに燃える。
今大会は若手の活躍が光った。平井彬は世界選手権の日本代表に選抜され、関根、住吉、小日向、平井健、神村の5人がユニバーシアードの日本代表入りを決めた。
今週末の4月21日(日)には新チームで初めてとなる六大学対抗戦へ望む。昨年の総合優勝からの連覇が懸かる大会で、新チームの総合力の高さを証明したい。
小日向だけではない。平井健と神村もルーキーとして上々のデビューを飾った。
平井健は今大会100m、200m自由形、100m、200mバタフライの計4種目に出場。自由形2種目は「なんで泳げないのか分からない」と原因不明の不発レースに終わった。だが「水に乗る感覚を取り戻した」と、最終日の100mバタフライ決勝では自己ベストの泳ぎで4位入賞果たした。計8レースというタフな日程を終え「公介(萩野)や大也(瀬戸)はもっと出ている。疲れたなんか言っていられない」。大会を通じて成長している様子を見せた。
一方神村は200m背泳ぎで4位に入賞した。持ち味の「後半の伸び」を生かしたレースはできなかったが、2日目の100m4位に続くダブル入賞で、夏に行われるユニバーシアードの代表権は獲得。今大会の最低限の目標はクリアした。「スタート、前半のスピードに対する苦手を痛感した。これから修正してユニバに備えたい」。昨年は派遣標準記録を切れずにロンドン五輪を逃した。悔しさをぶつける舞台に向け、背泳ぎ界のホープはリベンジに燃える。
今大会は若手の活躍が光った。平井彬は世界選手権の日本代表に選抜され、関根、住吉、小日向、平井健、神村の5人がユニバーシアードの日本代表入りを決めた。
今週末の4月21日(日)には新チームで初めてとなる六大学対抗戦へ望む。昨年の総合優勝からの連覇が懸かる大会で、新チームの総合力の高さを証明したい。
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