平井彬が優勝、世界への切符をつかむ/日本選手権

2013.04.16
平井彬が優勝、世界への切符をつかむ/日本選手権
 世界水泳の代表選考会も兼ねた日本選手権が開催された。大会2日目には、1500m自由形の平井彬嗣(政経2=市立船橋)が優勝。また関根理沙(営2=神奈川総合)が200m自由形で7位、期待のルーキー・神村万里恵(情コミ1=八王子)も100m背泳ぎで4位に入る好成績を収めた。この結果から、平井彬は世界水泳への出場が決定、関根のユニバーシアード出場が確定した。


力強い泳ぎを見せた平井彬

 平井彬が短水路に続く1500m自由形を制覇し、世界水泳の出場を決めた。序盤から力強い泳ぎでレースの主導権を握った。100m以降は一度もトップを譲ることのない完璧なレースを展開。ラスト200mからの宮本陽輔(自体校)や山本耕平(鹿屋体育大)らが猛追するも、スパートをかけ見事に振り切った。しかし目標の14分台にわずか0.66秒届かず。「14分台に突入したい」と意気込み臨んだ決勝だっただけに「悔しいです」と口にした。圧倒的な強さの要因は冬場の練習量だ。「冬場死ぬほど追い込んだから、スパートをかけられた」。12月から1月にかけて鹿屋体育大で強化合宿に励むなど、練習漬けの日々を送ったことが優勝につながった。

 関根は200m自由形で7位入賞を果たした。昨年からの肩のケガに苦しんだ。練習できない時期を乗り越えてレースに臨んだこともあり「冒険みたいな感じだった」とレースを振り返った。それでも「楽しんで泳ごうと思ったので、それはクリアできた」と笑顔を見せ、復活の兆しを見せた。今回の復帰戦で結果を残したことで、ユニバーシアードの出場が決定。「やっぱり100mじゃなくて200mで勝負したい」。新たな決意を固め、世界での戦いに照準を定めた。


復帰戦で手応えをつかんだ関根

 初日、2日目は2年生が好成績を残した。この活躍は、上級生やルーキーにとっても刺激になるはずだ。インカレ優勝を狙うためには、2年生の活躍がカギになる。明治を担う世代の活躍にこれからも目が離せない。