エース池辺の活躍で東海大に勝利/関東学生春季1部リーグ戦
エースの活躍でシーズン初勝利を手にした。開始10分までは均衡を破れずにいたが、池辺大貴(政経4=藤代紫水)のシュートで勝ち越すと、その後は優位に試合を進める。ここから得点王3度の実力を存分に発揮。後半だけで5連続ゴールを含む10得点を挙げ相手を圧倒し、32―25で東海大に勝利した。
技ありのスピンシュートが相手ゴールネットを揺らす。試合終了間際、ダメ押しとなる32点目はエース・池辺の技術が際立つシュートだった。後半だけで10得点。エースの名にふさわしい活躍を見せた。前半10分過ぎまでの重苦しい雰囲気を打ち払ったのも池辺。「(苦しい時は自分が)決めなければという気持ちはある」と本人は話す。同点で迎えた14分に勝ち越し点を奪うと、そこから流れは一気に明大へと傾いた。「池辺が決めてくれて流れがうちに来た」(松本勇監督)。指揮官も信頼を寄せる左腕がコートで躍動し、リーグ戦初勝利をもたらした。
ディフェンスからの速攻が次々と決まった。キーパーの荻原良太(営4=駿台甲府)を筆頭に守備を徹底。自陣ゴール前では全員で守り、東海大にスキを与えない。うまくシュートコースを塞ぎ、相手のミスから速攻につなげた。「ディフェンスをして速攻で走るのが自分たちのチームカラー」(安田祥樹主将・農4=藤代紫水)。この日の試合はそのチームカラーを見事に体現した。
20日の相手は強豪・早大。今春のリーグ戦でも連勝しており、苦戦が予想される。だが「相手はどこであれ、自分たちのやるべきことをやるだけ」(安田)と意気込む。前半戦のヤマ場となるこの試合。昨春、会心の試合で勝利を収めた相手を今季も倒し、勢いに乗っていきたい。
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