1部昇格組の東洋大に敗れ黒星スタート/関東大学1部リーグ戦
試合は明大が何度も相手ゴールに迫るも、引いて守りに徹した東洋大に一瞬のスキを突かれ失点。追い付くことはできず、今年のリーグ戦は黒星スタートとなった。
後半は、開始とともに藤本に代わって石原幸治(政経3=市立船橋)を投入。快速ドリブルが売りの石原が入り試合の流れはつかみかけたが「1点が遠かった」(矢田旭・法4=名古屋グランパスユース)。ゴール前までボールは運べるものの、東洋大の徹底的な守備を前にしてシュートまで至らない。そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。
試合後、小川主将、矢田が同じように振り返ったのは「引いて守る相手を崩すまでのアイディアがない」ということだった。後半でのシュート数もわずか1と、昨年までの得点源だった阪野豊史(平25商卒・現浦和レッドダイヤモンズ)ら多くのオフェンス陣が抜けてしまったことも今節明大が見せた苦しさの一因であろう。それでも矢田は「4年生が抜けた分、自分たちは組織力で勝っていきたい」と話した。
次節の相手は桐蔭横浜大。開幕戦で出た課題を解消し、全員で戦ってゆく。
[関根里穂]
試合後のコメント
小川主将
「押していた時間帯で決め切れなかった。チャンスはあったのにものにできなかったことが負けにつながった。引いて守っていた相手を崩すアイディアだったり、コンビネーションも含めて、まだ出来上がっていなかった。これからの練習ではその部分を磨いていきたい。得点することはできなかったが、シュートまでの過程にはいいシーンもあった。これでもっと自分たちはできるなと選手たちが思ってくれるはずなので、こういう試合を積み重ねていけばもっと強くなれる。目の前の一戦一戦を勝つことを地道にやっていきたい」
矢田
「こちらの時間が長く、後半のほうも結構押し込んではいたが、最後のところのアイディアがなくて1点が遠かった。これからもこういう試合をしていたらきつい。もっとチャレンジしてやっていかないとと思う。初戦ということで選手の動きも硬かったが、もっとみんなの緊張を解いてあげられれば良かったと思う。その分東洋大はチャレンジャーとして戦っていた。こちらが受けに回ってしまったので、もっとチャレンジ精神を持って臨めれば良かった。(東洋大に)崩されたという感じはないが、競り合いからのこぼれ球(からの失点で、)少しこちらが集中しきれてなかったと思う。(昨年はケガでなかなかリーグ戦に出場できなかった分、)今日は負けてしまったが、久々の試合で楽しかった。いつも開幕からのスタートダッシュでつまずくというのはみんなで話していて、今年こそはと言っていたが、負けてしまったので仕方ない。次勝って波に乗れるようにしたい。課題はゴール前の崩し。引いた相手でも崩せるように、みんなで話し合っていきたい。次節は先制点を取って流れに乗り、勝ち切りたい」
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