ルーキーがデビュー戦優勝/お花見レガッタ

2013.04.02
ルーキーがデビュー戦優勝/お花見レガッタ
 厳しい冷え込みの中、レガッタシーズンが開幕した。全体としては結果が振るわなかったものの、ルーキーの櫻井克茂(法1=岐阜県立加茂)が男子シングルスカルで優勝。他に男子舵手付きフォア、女子舵手付きクォドルプルの2艇が表彰台に上った。

 ルーキーが華々しいデビューを飾った。櫻井はスタートから500mまでに先行し、そのままラストスパートをかける他の艇から逃げ切った。不慣れなシングルスカルで緊張したというが、前半にリードできたことで精神的に余裕のあるレース展開に持ち込んだ。しかし「勝てるには勝てたけど、課題も見つかった」(櫻井)と控えめな笑顔。今回のレースは1000mだが、インカレなど大学では2000mがレースの主流となる。2000mをこぎ切る持久力が備われば、今後中心選手としての活躍が期待できそうだ。

 「まだ他大とは戦えない。レベルを上げていかないと」(河野匡彦・政経4=熊本学園大付)と危機感のこもった声が上がった。端艇部最大の目標であるインカレ総合優勝までの道のりは険しい。男子はインカレ王者の日大に水をあけられている。女子も主力選手で組んだ舵手付きクォドルプルもライバルの早大に3秒差をつけられるなど、結果はいまひとつ。それでも「この結果をどう受け止めて生まれ変われるかが勝負」(赤津杏奈・政経4=小松川)と前を向く。この敗戦を生かしてインカレまでの4カ月で修正を図りたい。