平井彬が優勝、工藤は3位!/日本選手権(25m)

2013.02.23
 「自分でもびっくりしている」。平井本人も1200mまでは自身の持つ短水路日本記録を上回るハイペースで泳いでいたということに驚きを隠せないようだった。前半は余力を持って泳ぐと、700mのターンではスタート直後から体ひとつ以上飛び出していた江原(山梨学大)に並び、その後は独泳状態で優勝を飾った。「4月に行なわれる世界選手権選考会を見据えて自分の感覚を確かめるつもりで泳いだ」。今シーズン、まずは世界選手権の代表権を取ることにこだわっている。昨年のロンドン五輪にオープンウォーターで出場した兄の平井康翔(政経4=市立船橋)を引き合いに「自分は世界で戦えず悔しかった」と語る平井彬。この種目の日本記録保持者である意地を見せつけ、大舞台で戦う意思を示した。

 また、50m背泳ぎでは工藤優介(政経1=桐光学園)が3位に入った。予選では唯一の23秒台を出し1位通過をした工藤。決勝ではタイムを落としての3位に終わり、「最低でも2位は取らないとダメだった。1位に対する欲で体が力んでしまった」と悔しい表情を見せた。二日目の100m背泳ぎで巻き返しを狙う。

 大会二日目となる明日は女子100m自由形に、インカレ2位の実力者住吉茉莉(情コミ1=成田)が出場。初日に表彰台に上がった二人に続き、明大勢の活躍に期待が懸かる。

[奥村佑史]

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