(3)4年間の集大成!クロスカントリー・三浦、杉沼
シーズン序盤の大会ではなかなか結果が出なかった三浦。しかし「自分のできることをやろう思った」とシーズンを通してしっかりとトレーニングを積み重ねてきた三浦に焦りはなかった。年明けのころから練習の成果も表れ始め次第に調子も上向きになってきた。「前半よりも後半の方が調子がいい」とレース後半になっても体力を落とさずに試合ができるのは練習のたまものだ。
「就活と練習の両立が大変だった」と今シーズンは練習する時間を確保することが難しかった。さらに、スキー部の主務を務めるなどやらなければならないことがたくさんあった。だが「1日1日の練習を積み重ねていくことが大事」と忙しくても練習する時間をつくることを心掛けた。今年は得意としている30kmフリーも行われる。「最後の年になるがプレッシャーは感じていない」とインカレにはいい状態で臨めそうだ。
今年は滑りの感覚が狂っていたという杉沼。年末年始は思うような走りをすることができなかった。だが1月27日に三浦と共に出場した全日本選手権大会のチームスプリントでは5位入賞と健闘。「気持ち良く走れた」とこの大会を機にずれていた歯車がかみ合いだした。
体の管理は徹底している。自分の強みは「コンディションが合ったときの爆発力」という杉沼。暴飲暴食などは極力避けるようにするなどコンディションに影響してくる食生活は特に意識している。自分の力を出し切れば、結果は付いてくる。インカレでは得意のクラシカルはないが「後輩たちに最後、いい姿を見せられるように頑張りたい」とインカレに懸ける思いは強い。
「今年はいろんな大学の層が厚い」(三浦)というクロスカントリー部門。群を抜いた強さを誇る早大や昇格してきた強豪・日大など力のあるチームが出場してくる。作季、明大が4位入賞を果たしたクロスカントリー4×10㎞リレーでも1つミス次第では下位入賞になる可能性もあるなど厳しい戦いが強いられそうだ。
これまで明大スキー部を支えてきた2人。「今までの競技人生の中で1番いい走りをしたい」。このインカレが三浦と杉沼の4年間の集大成となる。
◆杉沼聖平 たかなししょうへい 政経4 北村山高出 167 cm・57kg
◆三浦史敬 みうらふみひろ 営4 新庄北高出 167 cm・59kg
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