(2)ルーキー2人を加え、期待高まるコンバインド部門

2013.02.11
コンバインドとは
 コンバインドはジャンプ競技とクロスカントリー競技の2種目を合わせた競技だ。ノルディック複合とも言い、この種目は「KING of SKI」とも呼ばれている。
 コンバインドには2種類の競技方法がある。1つ目は、ジャンプを先に行うグンダーセン方式。主にこの方式の大会が多い。最初にジャンプを飛ぶ。続いて、ジャンプで算出された得点差をタイム差に換算してクロスカントリーを行う。ジャンプの成績がトップの選手が最初にスタートし、以下は換算されたタイム差により、スタート。そのため、先頭の選手がその時点のトップとなりゴールした順位がそのまま個人の総合成績になる。
 一方、クロスカントリーから行うマススタート方式もある。インカレではグンダーセン方式が適用されている。

期待のコンバインド部門
 近年入賞から遠ざかっているコンバインド部門に、頼もしいルーキーが加わった。渡部剛弘(政経1=猪苗代)と曽根原郷(政経1=新井)は共にチェコのリベレツで行われた世界ジュニア選手権に出場した。1月23日の複合個人第1戦で渡部はジャンプで2位の好位置に付き、クロスカントリーで順位を落とすも5位に入賞した。渡部は第2戦でも6位に入賞している。さらにインカレで昨年11位の成績を収めた柴草陽祐(政経2=飯山)を加え、3人が10位までの入賞圏内に入る実力を持っている。

 今季の練習はルーキー2人が加わったことで「質」が上がった。「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)することができた」(柴草)と手応えは上々だ。上位入賞の期待が高まるコンバインド部門。明大の総合順位を大きく左右するポイントとなりそうだ。