(1)今年こそ初の表彰台となるか!ジャンプ・高梨

2013.02.08
 昨季は9・5ポイントと、ポイント獲得に大きく貢献したジャンプ部門。中でも、1年生ながら4位入賞とチームに大きく貢献した高梨に今年も目が離せない。昨季は世界ジュニア選手権から前日夜に帰国したばかりの強行スケジュールの中での好成績。「結果を残せたのはチームメートやトレーナーさんのおかげ」と周りに支えられていた高梨が今年は先輩としてチームを引っ張っていく。

 シーズン序盤はあまり調子が良くなかった。しかし、最近は「夏から練習してきたアプローチがやっとジャンプ台でもできるようになってきた」と取り組んできた練習の成果が出始めている。意識している相手は「去年のインカレ優勝者である小林潤志郎さん(東海大)」。年上ではあるが既に世界で活躍している選手を相手に闘志を燃やしている。本人がモットーとしていることは「楽しく飛ぶこと」。インカレ本番でも自分らしさをつぶさずに力を出し切ることができれば、目標としている昨季以上の成績を残すことも不可能ではないはずだ。

 成田祐介(政経3=下川商)、横川良太(政経3=白馬)、高梨ら3人が所属しているジャンプ部門は実力者ぞろいだ。五輪選手たちも出場している大会で3人ともポイントを獲得するなどインカレに向けて調子を上げてきている。「全員が入賞をする力を持っている」と明大飛行隊の層は厚い。明大が総合優勝するためにはジャンプ部門の活躍がカギになってくることは間違いなさそうだ。

◆高梨寛大 たかなしかんた 営2 北照高出 172 cm・59kg