佐々木、西野でアベック優勝/日本学生氷上選手権
全国の舞台で佐々木彰生(政経4=武相)、西野友毬(政経1=私立武蔵野)が優勝を果たした。佐々木はSP(ショートプログラム)2位から、FS(フリースケーティング)で挽回し、逆転優勝。大学初タイトルを獲得した。一方、西野はSP、FSともに2位での優勝となり、課題の残る内容であった。
「最終順位は1位です」という場内アナウンスがかかると、佐々木は思わず涙をこぼし、跳びはねて喜んだ。自己ベストを更新する演技を披露し、SP1位の中村(立大)をFSで逆転。わずか0・74ポイント差と僅差での優勝。「最後こそ1位になりたい」と挑み、見事大学初タイトルを獲得した。
SPはジャンプのミスが相次ぎ2位、1位と4点差と出遅れた。しかし「4点はフリーで巻き返せる点差。しっかりやりたい」とFSに挑んだ。演技冒頭の大技、トリプルアクセルはバランスを崩し転倒。しかし「アクセルをミスしたことで、より冷静になれた。攻
めの気持ちでいった」と佐々木は集中していた。続くトリプルトーループをきれいに決め、2本目のトリプルアクセルも成功。演技の流れに合わせて次々とジャンプを決めていった。
演技終了後に西野から笑顔は決して見られなかった。SP、FS共にジャンプのミスが目立ち2位と、自分の力を出し切ることはできなかった。「演技に納得していないけど、優勝できてうれしい。だから、どこか複雑」と苦笑いを見せた。
SPでは冒頭のコンビネーションジャンプが3回転のジャンプになるも、その他の要素は決め、2位に付けた。挽回に期待が懸かるFS。冒頭の3回転ジャンプで転倒、演技中盤のジャンプも3回転が2回転のものになり、完璧に決めることはできなかった。FSでも2位となったが、総得点で1位となった。インカレでの演技は大崩しなかったが、いつも以上にミスが多くなり「(今大会の演技は)35点です」と厳しい評価を自分に下した。
SPでは冒頭のコンビネーションジャンプが3回転のジャンプになるも、その他の要素は決め、2位に付けた。挽回に期待が懸かるFS。冒頭の3回転ジャンプで転倒、演技中盤のジャンプも3回転が2回転のものになり、完璧に決めることはできなかった。FSでも2位となったが、総得点で1位となった。インカレでの演技は大崩しなかったが、いつも以上にミスが多くなり「(今大会の演技は)35点です」と厳しい評価を自分に下した。
[谷口剣太]
~引退の高山~
今大会を最後に現役を引退する高山睦美(商4=麹町学園女子)は演技終了後涙を流した。「泣くと思ってなくて」と少し驚きながらも、「長いようで、短い。あっという間の競技人生でした」と振り返った。
SPでは、ノーミスの演技で1位に付けた。しかし、FSではジャンプがシングルになる場面が多く4位となり、総合3位。今大会を通して笑顔で演技を披露し、表彰台にもとびっきりの笑顔があった。
関連記事
RELATED ENTRIES