残り1分で逆転され九州電力に敗戦/天皇杯・全日本総合選手権

残り1分で逆転され九州電力に敗戦/天皇杯・全日本総合選手権
 勝利を目前にしながら、逆転負けを喫した。全日本社会人選手権で優勝した九州電力を相手に、第3クォーターまで4点リードしていた明大。しかし第4クォーター中盤から連続シュートを許す。そして残り1分6秒で逆転され、惜敗した。
 
 最後のチャンスをものにできなかった。第3クォーター終了時点で4点差。第4クォーター序盤では点差を10点に広げた。しかし相手は中盤から毛利、根岸(九州電力)のシュートでリズムをつくる。明大はタイムアウトを取るも、流れを引き戻せず。残り1分6秒で織田(九州電力)に3Pシュートを決められ、逆転を許してしまう。明大はここからファウルゲームを仕掛ける。いったんはチャンスを得るも、パスに迷いが生じ、5秒バイオレーションを取られてしまう。チャンスを逃し、53-56で敗れてしまった。

 敗北したが、社会人を相手に奮闘した試合だった。「来季の新しい力を見る試合」(塚本清彦ヘッドコーチ)と言うように、試合序盤は水口雅也(法2=福岡大大濠)や川内慎太郎(法3=福岡大大濠)などインカレまでとは異なる選手で試合を進めた。その中でも水口が好調で、3Pシュートを6本決めた。惜しくも「最後の集中力に差を感じた」(塚本ヘッドコーチ)と振り返ったように、終盤に逆転を許したが、来季に期待の懸かる一戦となった。