エントリー選手コメント(4年生)/箱根駅伝
第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が、1月2日から3日にかけて行われます。
箱根駅伝に向けたエントリー選手16人のコメントを学年ごとに掲載します。
箱根駅伝に向けたエントリー選手16人のコメントを学年ごとに掲載します。
大江啓貴(政経4=須磨学園)
「5区以外は考えていないという状態。今シーズンは春が史上最高に調子悪くて、関カレのハーフでもボロボロのレースをしてしまって。思い通りのシーズンは過ごせなかった。夏から距離を踏むようにはなったけど、下級生の勢いがすごくて、なかなか自分の思うような練習が積めなかった。昨年に比べて今シーズンはさらに悪くて。でも後半に入ってからは、去年よりはいいと思う。今回は今まで(5区の区間順位が)2番2番で来ているので、何としてでも区間賞取りたいなという気持ちは本当に強い。初めて上った時は、正直楽しかった。前回はちょっと違うけど、2年で初めて上った時は楽しかった。プレッシャーとか何もなくて、(故障した選手の)代わりに走ったという感じで気楽に走れたので、それが逆に良かったのかなと思う。前回は若干のプレッシャーもあったし、往路でいい流れでいかなきゃいけないということもあって、早稲田との競り合いもあったし、その中で力が入ってしまったんじゃないかと。今までは柏原さんの陰に隠れていたので、注目していただけるというか、そういうチャンスが巡ってきたのかなと感じているし、楽しみたい。特にプレッシャーとかは感じないようにしている。ようやく来たかなと」
菊地賢人主将(理工4=室蘭大谷)
「出雲は、夏練が積めなかったのでメンバーに入るか危ないと思っていた。メンバー落ちした後は、頭の整理がつかなかった。全日本でエントリーにすら入れなかった時は、今までにないショックを受けた。4年間で初めての経験だったし、下級生が強い中で焦りが増した。(自分は)チームに必要なのかなと思うこともあった。今季は(故障が続き)4年間で一番練習できなかったシーズンだった。その分、精神的に強くなった。一回り、二回りも大きくなれたと思う。チームの力が昨年よりあるだけに、余計プレッシャーはあった。以前は駒澤、東洋の練習内容を雑誌とかで見ると、明治の練習じゃ足りないと焦っていた。これくらいじゃ勝てないと思った。後に、僕が言い過ぎても勝てないと思ったし、それぞれに合ったアドバイスをしようと思った。明治は自主性がチームカラーだし。今季は3位からのスタートで、プレッシャーもあった。ただ、出雲で負けてからは、立場的にはある意味チャレンジャーにもなった。チームを引っ張っていかなければという思いがあって、それができたかどうかは、最後の箱根ではっきりする。自分たちの力を出し切ることしかない。それが一番大事。自分が入ってからどんどん強くなっているが、63年間優勝はない。前回以上に力があるし、最後に優勝を狙いたい。西さんへの還暦のプレゼントにしたい」
田中勝大(文4=上野工)
「今年はほとんどの大会でまあまあ安定してある程度のところでは走れた。入学前は43年ぶりのシードで、これから上昇気流に乗っていくチームだと思っていた。4年間箱根の成績も良くなってきて、メンバー争いも激しくなってきている。外から見ても強くなっていると思う。4年間上がっていくチームの中にいられたのは幸せ。現役ラストがこの前の学連になるのか、箱根になるのか。高校の時から走りたいと思っていたし、大学に入った以上は走りたい。前回の3位も完全に喜べない自分がいた。喜びと同じくらい走れない悔しさがあった。箱根は走った人にしか分からないものもあると思うので、それを経験したい。(上尾シティハーフで上野工の手袋をしていたのは)上野工業の卒業生として、高校の時に学んだことを忘れないようにするため。冬の大事なレースのときにはいつも着けるようにしている。無心で力を出し切ることだけ考えて、そのための準備をすること。これは高校でもいつも言われていた。頑張ります」
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