
佐々木、西野が上位入賞を果たす/全日本選手権
世界屈指の選手たちが集う全日本の舞台で、佐々木彰生(政経4=武相)が8位。西野友毬(政経1=私立武蔵野)が7位入賞と健闘した。
最後にガッツポーズを見せた佐々木のSP(ショートプログラム)。「今できる納得のいくものがやっと出せた。すごくうれしい」という演技に観客はスタンディングオベーションで応えた。音楽の始まりとともに観客の手拍子が始まった。課題であった冒頭のトリプルアクセルを決めると、続く3回転のコンビネーションジャンプ、トリプルフリップも着氷。今シーズン入ってから好調のジャンプをしっかり飛んだ。「観客の声援が(佐々木を)盛り上げてくれた」と言うように、見せ場のステップではいつも以上の動きを見せ「気持ちよく踊れた」と笑顔を見せた。全力の舞に結果も7位と付いてきた。FS(フリースケーティング)では、後半になるにつれジャンプの精度を欠き10位。総合で8位という好成績を残した。「(トップ選手と)勝負できている」と今シーズンつかんだ自信を確かなものにした。
満面の笑みを見せた。西野が「点数を付けるとしたら90点」と納得の結果を出せたSP。冒頭の3回転、2回転のコンビ―ネーションジャンプを決めると、トリプルサルコウも決めた。スピン、ステップ共に高いレベルを見せ、最後のダブルアクセルも着氷。ノーミスの演技で好成績の5位に付けた。FSでは、冒頭のジャンプ2つが回転不足になり「悔いが残る」。しかし、それ以降は持ち直し大きなミスなく演技をまとめ9位、総合で7位とした。「パーソナルベストが出たので点数には満足している。でも、演技内容には満足していないので何とも言えない気持ち」と困った顔で全日本を振り返った。
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