(26th Period)U―20日本代表選手インタビュー

 2013IIHF世界U20選手権ディビジョンIIグループAで、日本は全戦全勝を収め見事優勝を飾った。明大からは大澤翔(政経1=苫小牧工業)、大津晃介(法1=日光明峰)、大椋舞人(法1=白樺学園)、北島幹久(文1=武修館)、永井遼(営1=白樺学園)の5選手が選出。今回はこの5選手に、今大会を振り返ってもらった。
大澤「もっと体重を増やすなどして体を大きくしないといけないことと、周りの人と比べて体力がなかったのでその辺を改善しようと思います。自分は前回の練習で駄目だったところを意識していて、次の練習はこうすると決めてそれからリンクに乗ったり、最近は海外に行って学んだことをしっかり日本人に通用するかどうかを考えながら練習しています。フィジカル面を代表では注意されたので、フィジカル面で強くなりたいです。他の選手に比べて慌てているので、状況判断を早くしたいです。チームの中でも代表の中でもレベルの高い方ではないので、人任せになってしまう部分はありますが、自分が理想とするのは連携プレーや組織的なスタイルです。高校の時みたいにもっとアグレッシブなプレーをして得点に絡んでいき、練習からもっとアピールしてレギュラーを取りたいです」
大津「今回戦ってみて、自分の想像していたフィジカルやスピードなどのレベルの高さには応えていませんでした。自分としてはスピードを生かし気持ちで前に出ていく自分のいいプレーの形は海外でも出せたと思います。ですがまだまだ上をやれるとも思いましたし、やはり1対1をはじめとしたフィジカル面では課題が残りました。チーム全体としてはとてもいい雰囲気でやれたと思います。今大会の中ではオランダ戦が印象に残っています。オランダはどんなときでも体に向かってくるというか、負けたくない気持ちが全面に出ているなと感じました。今回の代表戦でもっと上のレベルで戦ってみたいとも思いましたし、将来海外でプレーしたいとも思いました。これからはスピード、フィジカルともにどんな選手にも劣らないように頑張っていきたいです」
大椋「チームとしての優勝はうれしかったですが、自分としては出場できた試合と、できなかった試合があったので悔しさが残ります。試合を通じて日本に比べて体は強いと思いましたが、スピードでは自分たちのほうが上だと感じました。スピードでは十分通用したと思います。また外国の選手は負けたくないという気持ちが強いと思いました。倒されてもやり返すぐらいの勢いでした。個人として外国の選手に負けない体をつくらなくてはと思いました。将来は海外でやりたいですし、外国の人からも一目置かれる選手になりたいです」
北島「自分たちは体が小さい分スピードで勝負して、先を読んだプレー・組織的なプレーをみんな頭に入れてやっていました。パワープレーの得点率は良かったです。(海外は)スタイルというかホッケーの仕方が違いました。そこまで組織的なプレーはしてなくて、逆に体が大きい分体を生かしたプレーをしてきました。自分は最初補欠でケガ人が出て入り、チームの中では一番駄目だと思ってやっていたので、吸収できた部分は大きいと思います。(同期の存在)自分ももっと活躍したいです。うまい選手がいるとうまくなりたい、自分も負けないぞという気持ちになります。大澤とは代表行っても同じ立場という感じだったので『2人で頑張って試合にもっと出よう』という話はしていたし、普段からウェイトも一緒にやることもあります。負けず嫌いなので、どんな相手でも負けたくないです」

永井

「日本は他の国比べて身長が低い分スピードや組織力を生かした戦い方ができたと思います。その結果が大差での勝利につながったと思います。大会前のドイツでの合宿で格上のデンマークと対戦した時に、スピード、パワーの面でレベルの高さを感じました。その中で差を埋めるためにどうやっていけばいいのかを考えられた分、大会では格下を相手に圧勝できたのではと思います。個人としてはスコアチャンスが多かったのに無得点に終わってしまったことが悔しいです。特にルーマニア戦では何度もチャンスを外してしまい、大会を通してもっと頑張らなくてはと思いました。今後はどのカテゴリーの代表にも選ばれるように努力していきたいです」