白井・堂野ペアが準優勝! 有終の美を飾る/関東学生選抜インドア
終始手に汗握る試合が展開された。着実な試合運びで準決勝まで駒を進めた白井・堂野ペア。前半から接戦に追い込まれる展開に持ち込まれてしまう。しかし「こういう展開は流れなどでゲームを取りにいくので、何かきっかけがあればいいと思っていた」(白井)と中盤から相手にミスが目立ち始めたところを見逃さなかった。そこからは相手のペースを乱しながら、自らのテニスを展開。勝利を手繰り寄せ決勝への切符を手にした。
そして臨んだ決勝戦。前半から攻めの姿勢で臨んだが、逆に先行され追う展開に。途中反撃を図り2ゲームを取り返すも、それ以降逆転するための切り口が見つからず、セットカウント2-5で敗退。優勝のタイトルを逃したものの準優勝という結果で優秀の美を飾った。
一方、大熊・今井ペアは2回戦の前半から大ブレーキ。思うようなプレーがなかなかできず、相手のペースで試合が進んだ。最後まで粘りを見せたいところであったが惜しくも敗退し悔しい結果に終わった。
今回の大会で明大の選手層の厚さを見せつけた。また前主将の今井も「白井・堂野ペアも今回決勝に残っているし、他のメンバーも練習に積極的。今年のインカレベスト8を超えてくれたらうれしい」と明大の現状を捉える。来年の大会に向けさらなる飛躍を誓う。
[沼田亮]
試合後のコメント
大熊
「1回戦目で相手の好きなようやられて自分たちのプレーができなかったのが敗因。(今井と最後の試合)頑張ろうと思ったが相手がすご過ぎた。3年間組んできて苦しいときも、この大会で優勝したりうれしいこともあった。一つ上の先輩だったのでいろいろ勉強させてもらった。(主将として)今までは上級生に引っ張ってもらって、自分は試合をさせてもらっていたが、今は全体を見てやらないといけない。リーグ戦では5ペア出るので誰をどうやって出すか考えていかないといけない。最終的にはインカレになると思うが、そこまでの過程を大事にして、インカレで出し尽くしたい」
今井
「出られたことはうれしいが勝ちにいく気持ちは実際のところそこまでなかった。(今季を振り返って)白井、堂野も今回決勝に残っているし、他のメンバーも練習に積極的。今年のインカレベスト8を超えてくれたらうれしい。(主将としてやってきて)キャプテンとして勝たなければならない立場だった。白井、堂野がいて自分たちが任せるだけではなく、自分が勝てれば楽になれる。しかし団体戦ではそういったところで結果が出せなかったのが大変だった。4年生になって勝つことは大変だと感じた」
堂野
「自分たちのテニスができたからこういう結果になった。前悪かった点を修正できた。自分たちのミスが少なかったのでその面で前の試合が生かせた。(準決勝は)別に何も考えていなかった。とりあえず相手が変則的なことをしてくるので、できるだけミスしないことだけに集中していた。(決勝はおとといと同じ相手で)なかなか大事なところで点が取れなかった。そういう面ではなかなか勝てないと思った。うまい具合に自分のペースで運べたが、そこから流れが変わったので、そこでもう一回切り返せれば良かったがずるずる行ってしまった。(1年間振り返って)良かった大会と悪かった大会の差が激しいので、来年はどんな大会でも上に行けるように頑張りたい。(変わった部分)冷静に試合を運べるようになった。来年はとりあえず最後の年なので悔いの残らないように頑張りたい」
白井
「インドアらしいテニスができたと思う(準決勝は)ああいう展開は流れとかでゲームを取りにいくので、何かきっかけがあればいいかなと思っていたら相手がミスし始めてくれて、こっちも入りだしたのでいい形で勝てた。(決勝は)内容は悪くなかったが相手の方がいろいろしてきたし一枚上手だったかなと。もっと早く対応できれば良かった。大学のテニスにも慣れてきたし後輩も入ってくるので下に負けないように、もっとがつがついけるような試合を来年していきたい。(今季変わった部分は)相手が強くてもビビらずに自分たちのテニスができるようになった。もっと自分たちのテニスを磨ければいいと思う」
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