
力の差を見せ圧倒、伝統の対抗戦を楽しむ/明立定期戦
今年で39回目となる伝統の明立定期戦。まず明大OBと立大OBによる一戦が行われ、続いて現役の対戦が行われた。立大は関東大学リーグにおいて明大よりも下のグループに属している。そのため試合はワンサイドの展開となり、明大が大勝した。しかし立大も最後まで諦めることなく懸命のプレーを見せた。試合後は懇親会も行われ、両校共に親交を深めた。
圧倒的だった。第1ピリオドは立大も積極的な守備を見せ、10分以上点が入らない展開となる。試合が動いたのは11分。U-20日本代表で活躍を見せたばかりの大津晃介(法1=日光明峰)がゴール裏から大きく回って中央へ切り込みパス。それをゴール前に詰めていた牛来拓都部門主将(営4=北海)が触って方向を変え、パックはゴールへ吸い込まれた。その後は流れをものにして怒とうの得点ラッシュ。13分、上野滉太(政経3=北海)がポストプレーで落とすと牛来が飛び込み2点目を挙げる。17分には離れた位置からDFの佐藤光(文3=白樺学園)が豪快なロングシュートを決めた。その直後にはリーグ戦でチームポイント王だった小原卓朗(政経4=白樺学園)も得点を決めるなど、試合を支配した。
格の違いを見せた。第2ピリオド、8分過ぎに立大の水谷にゴールを挙げられるなど、明大の隙を突き2点を奪われた。しかし反撃もここまで。第3ピリオドは、明大の攻撃陣が圧巻のコンビネーションを見せ立大DF陣を翻弄。牛来が上野とワンツーで流れるように10点目を挙げると、立大応援席からも感嘆の声が漏れた。終わってみれば12得点。力の差を見せた。
往年の名選手たちが熟練した技術を見せた。現役戦に先立って行われたOB戦。昭和30年代卒の選手から昨年卒業したばかりの選手まで歴代の名選手が勢ぞろいした。明大からは牛来の兄で2年前卒業し、現在はコーチを務める牛来建都氏(平23政経卒)も出場。試合は序盤こそ一進一退の点の取り合いとなったが、後半は地力で勝る明大が突き放し勝利を収めた。牛来コーチは兄弟でポイント勝負をしていたそうだが「(弟には)勝てなかった」と苦笑い。しかし「名選手とやれて楽しかった」と試合を楽しんだ。
親睦を深めた。試合後は懇親会が行われ、両校ともに入り乱れ歓談にふけった。明大にとってもインカレでの優勝へ向けて一息つき、リラックスするいい時間となった。
親睦を深めた。試合後は懇親会が行われ、両校ともに入り乱れ歓談にふけった。明大にとってもインカレでの優勝へ向けて一息つき、リラックスするいい時間となった。
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