
警視庁に完敗 ベスト4ならず/全日本選手権
ベスト4の壁は厚かった。今大会、明大は男子フルーレのみ出場。初戦、2回戦と危なげなく勝ち進み、迎えた準々決勝の相手はフルーレ部門でこの大会10連覇中の警視庁。相手に怯むことなく立ち向かったが30―45で敗戦。準決勝進出とはならなかった。
王者に実力の違いを痛感させられた。「相手はプロ」(井原健三監督)の言葉通り、今大会10連覇中の警視庁相手に序盤からリードを奪われる。終盤まで諦めることなく戦ったが最後は力尽き、15点差で敗れてしまった。
敗戦の中にも収穫はあった。「沖本(拓郎・政経2=千葉県立柏稜)は互角に戦えていた」(井原監督)。警視庁相手でも対等に勝負できていたのは沖本だけ。井原監督は今年成長した選手でも沖本の名前を挙げるなど評価は高い。また2回戦で対戦した立命大とはインカレのサーブル部門で対戦しており、その時は敗戦を喫していた。部門は違えど今回は立命大から勝利を収め、インカレでの雪辱を果たす結果となった。
年内の大会が全て終了した。「新4年生には期待が持てる。体制も整ったし来年は楽しみになった」(井原監督)。今年は関東インカレで山口敦司(法3=富山西)がフルーレ部門で優勝を果たすなど、明大フェンシング部にとって特別な1年となった。来年は今年以上の結果が期待される。「フルーレを軸にして底上げできた。来年は王座奪還を目指す」(井原監督)。黄金時代はすぐそこまで近づいてきている。
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