インカレ王者に勝利もブロック敗退/全日本学生インドア選手権
「とにかく自分たちのテニスをするだけ」(堂野)。格上相手にも臆(おく)することはなかった。各ブロック3ペアの総当たりで1ペアのみが決勝トーナメントに進出できる今大会。進出こそ逃したが強豪ひしめくAブロックで健闘を果たした。初戦の相手は、今季インカレのダブルスで優勝した増田・峯松ペア(同大)。ゲームカウント3-1からファイナルゲームに持ち込まれるも、その流れを完全に断ち切った。堂野のコーナーを突くショットも鋭く決まり、最後はバックボレーで勝利を手繰り寄せた。
勝てば決勝トーナメント進出が懸かる、小栗・船水ペア(早大)との一戦。しかし、序盤から相手のスキのない攻撃に手が出ない。3ゲームを終了して奪った得点はわずか1ポイントのみ。ついにカウント0-3で相手のマッチポイントを迎えてしまう。それでも、ここから相手のミスが連続すると、そこにうまく付け込みこのゲームを奪取。その流れのまま2ゲームを連取し、ファイナルゲームまで持ち込んだ。しかし「カウント5-5になった時の1本が取れなかったのが悔しい」(堂野)と瀬戸際での1本がゲームを左右し、一歩及ばなかった。
20日には関東学生選抜インドア選手権が控える。「今日の試合を生かして一つでも多く勝ちたい」(堂野)「(次も)同じコートなのでこの感覚を忘れずに1試合でも多く勝って優勝したい」(白井)。今季東日本を制したその実力で、リベンジを誓う。
[千島良太]
試合後のコメント
堂野
「(相手がインカレ優勝者ということで)意識したところは特にないがとにかく自分たちのテニスをするだけだった。相手はやはり自分たちよりも力が上なので、向かっていこうと思った。2試合目は本当に出だしが悪かった。しかしそこからどうにか流れでファイナルまで行けた。ファイナルゲームでカウント5-5になった時の1本が取れなかったのが悔しい。関東インドアは今日の試合を生かして一つでも多く勝ちたい」
白井
「インドアということで展開も全く違い、相手もダブル前衛だったのでどんどん打っていこうと思っていた。2試合目はやはり相手にいきなりいかれてしまった。悪い内容ではなかったと思う。関東インドアも同じコートなのでこの感覚を忘れずに1試合でも多く勝って優勝したい」
関連記事
RELATED ENTRIES