青学大にダブルスコアで敗北/全日本大学選手権

青学大にダブルスコアで敗北/全日本大学選手権
 王者を相手に大差で敗れた。リーグ戦3連覇の青学大を相手に、明大は序盤からリードを広げられてしまう。また青学大の堅いディフェンスに阻まれ、反撃ができず39―88とダブルスコアで敗北を喫した。

 

大敗し肩を落とす選手たち
大敗し肩を落とす選手たち

スターターは、安藤誓哉(情コミ2=明成)、中東泰斗(文2=光泉)、目健人(政経3=京北)、西川貴之(情コミ3=東海大附四)、皆川徹(営2=京北)。

 ディフェンスから流れをつくることができなかった。試合開始早々、比江島(青学大)にミドルシュートを決められてしまう。その後も張本や小林(青学大)らの速攻で点差を広げられ、前半終了時点で18―57と一方的な展開に。後半からは野本、船生(青学大)といった下級生にも次々とシュートを決められ、攻撃の手を止めることができなかった。
 
 青学大のディフェンスにも苦しめられた。永吉(青学大)がゴール下で存在感を発揮し、なかなか攻めることができない。思うような攻撃ができず、ターンオーバーを連発するなど精彩を欠く。第3クォーターでは目の3Pシュートや皆川のシュートで得点を挙げるも、反撃はその時限り。攻守ともに青学大に圧倒される結果となった。

 青学大に敗れた明大は、近大と3位決定戦を行う。近大との試合は現在、大会得点王のソウをいかに抑えるかが勝利のポイントとなりそうだ。その近大に勝利すれば、2年ぶりの3位となる。それだけに「気持ちを切り替えていきたい」(安藤)と選手も前を向いた。

青学大の堅いディフェンスに阻まれる安藤
青学大の堅いディフェンスに阻まれる安藤

[小川貴良]

試合後のコメント
塚本清彦ヘッドコーチ
「(今日の試合は)我々は発展途上のチーム。ヘッドコーチが言うのも変だが、勝利はあって数%だった。(青学大との対戦は)修羅場をくぐってきた選手たちを相手にした、チャレンジだった。こっちも気は抜けていないし、(2年前の)金丸晃輔(平23政経卒・現パナソニックトライアンズ)の時より良かったけど、経験が違った。そういう意味で張本君や永吉君、比江島君らを相手にあれだけ長い時間やれたことは貴重だった。(明日は)いい経験を積める貴重な試合。2、3年生が中心のチームでそういう試合の価値は高い。関西のチャンピオンなので、敬いながらやっていく」

安藤
「(今日の試合は)向こうの方が技術もフィジカルも数段上だった。この悔しさを糧に来年リベンジしたい。塚本さんから張本さんの対応を指示されていたが、フィジカルに圧倒されてしまった。やろうとしていたことができなかった。もっと練習しないといけない。オフェンスが完璧にシャットアウトされ、それがディフェンスにも影響してしまった。明日はみんなに声を掛けて、気持ちを切り替えていきたい」