
後半に本領発揮、インカレ初戦突破/全日本大学選手権
後半に本領発揮、インカレ初戦突破/全日本大学選手権
1年生が流れを引き寄せた。明大にとっては通過点であるはず初戦だったが、前半終了時点で32-37の5点ビハインドで後半を迎えた。勢いを取り戻したい明大は、第3クォーターの終盤に伊澤実孝(政経1=愛知産大工)を投入。今シーズンリーグ戦に15試合出場してきたルーキーが決めた。コートに入った直後、わずか1分強の間に3本連続のシュートを入れた。上級生にも負けず劣らないフィジカルの強さで相手のディフェンスを圧倒。塚本清彦ヘッドコーチに「やってこい」と送り出された期待に応えてみせた。

その後は頼もしいルーキーに刺激を受けたチームが起動。3Pシュートを得意とする目健人(政経3=京北)や、高さを活かしたプレーを見せる皆川徹(営2=京北)を中心に第4クォーターだけで30点を稼いだ。
最後は意地の大量得点で力の差を証明したものの、チームとしてはやや課題も残った。リーグ戦では抜群の安定感を見せていたエースの安藤誓哉(情コミ2=明成)はフリースローを2本連続で落とすなど、この日の主力陣にはいまいち切れ味がなかった。リーグ戦の疲れが残る中ではあったが「油断してしまっていた」と3年生の目は指摘。次戦までのチームの引き締めを課題とした。
今大会、明大はトーナメントで最多の5戦を戦い抜くことを目指している。「最大の目標はリーグ戦で負けた専大と青学大へのリベンジ」と伊澤。負けたら終ってしまう戦いでどれだけ力を発揮できるか。明大の真の力が試される。
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