(25th Period)早大戦事前インタビュー 本野、上野

―本野―
――これまでのリーグ戦を振り返って
本野:
序盤から調子が悪かったです。中盤で巻き返すことはできましたが、戦い方に波がありました。初戦の早大戦での敗戦が大きかったです。

――調子が良くなかった原因は
本野:
夏の大会に出ていなかったこともあり、試合勘が足りなかったことだと思います。試合結果に波があったように、練習にも波が出てしまった部分があったと思います。また決定機を生かせずに、リードしていても逆にペースを崩してしまうこともありました。決められるところはしっかり決めていければもっと楽に戦えると思いました。

――最悪のスタートから立て直した要因は
本野:
1次リーグの法大戦後、チーム全員でミーティングをしました。「これからが始まりだ」と、声を掛けていきました。また4年生がもっとチームを引っ張って、みんなで頑張ろうと気持ちを切り替えて試合に臨んだからだと思います。

――これまでのリーグ戦でもっとも内容の良かった試合は
本野:
やはり1次リーグ最終節、東洋大戦です。最高の内容でした。正直上位の大学の力の差はないと思うので、いかに気持ちを高めていけるかが重要となる一戦でした。やらなくちゃいけないプレーを確実にすることを考え、危ないプレーではなく、簡単にプレーすることを心掛けた結果、完封勝利につながったと思います。

――昨年より4試合多い、リーグ戦の日程について
本野:
試合数は多い分、調整はしやすくなったと思います。毎週毎週試合があるので、コンディション調整は大切だし、練習から一つ一つの密度を濃くしていけると思います。

――これまで課題に上がっていたFW、DF間の意思疎通はできてきましたか
本野:
スタッフからもよく言われているので、試合中は意識していますし、練習のときでも意識をするようにしています。

――最後に早大戦へ向けて意気込みをお願いします
本野:
(得失点差の関係により)前回負けている分、3点差以上付けて勝利しないと、優勝はほぼなくなりますが、上位に実力差はないと思います。とにかく全力で戦っていこうと思います。

――ありがとうございました

◆本野亮介 もとのりょうすけ 商4 北海道清水高出 177cm・68kg

―上野―
――これまでのリーグ戦を振り返って
上野:
序盤の不振は夏の大会に出なかったのが大きかったです。あそこで試合勘が戻っていれば、早大に負けたり法大に引き分けたりしなかったと思います。試合勘を取り戻し始めたのは1次リーグ戦の中大戦あたり。例年より慣れるまで時間がかかったので、遅かったです。

――開幕カードでは早大に3点差をつけられ敗戦してしまいました
上野:
出だしを落とすと、優勝へ2巡目での条件が変わってきたりするので、最低でも引き分けにしたかったです。また一人一人に余裕がなかったということもあります。試合勘がないせいで、視野が狭くなり、プレーのスピードも落ちてしまいました。1戦目からしっかりできていればなら、首位独走もあったと思います。

――また2次リーグ初戦の慶大戦での負けも、大きな敗戦でした
上野:
自分はこの試合がターニングポイントだと思いました。東洋大戦後ということで、気の緩みはあったと思います。後半は優勝に向け余裕がなくなっていると思うので、早めに勝利を重ねていったほうが良かったのですが。

――リーグ戦が昨年より4試合多いですが、何か影響はありましたか
上野:
試合に出ている選手と出ていない選手のモチベーションの差ができてしまうと思います。試合に出る人は常に万全の準備と集中をしてコンディションを整えていますが、試合に出られない選手もいる中で、各選手が悔しさをばねに成長していくことができれば、チーム全体としてもっと成長していけるのではと思いました。

――最後に早大戦に向けて意気込みをお願いします
上野:
優勝へ全力を尽くしたいです。勝って周りの人へ恩返しできるように頑張ります。

――ありがとうございました。

◆上野滉太 うえのこうた 政経3 北海高出 167cm・65kg