
接戦を制し、日体大戦へ弾みをつける/全日本学生選手権
接戦をものにした。「突き放せるところで突き放せなかった」(横田健嗣主将・商4=藤代紫水)と言うように、前半中盤に堤由貴(営2=洛北)、高田剣(商4=明星)を中心に得点を重ね、4点差を付ける。しかし、終盤に入るとシュートミスが多く点差は広がらない。後半に入るも1、2点差のリードを保ち試合は進んで行く。後半残り10分には逆転を許してしまうと、すかさず明大はタイムアウト。「平常心をもたすことを意識した」(松本勇監督)といつも通りのことをやるように指示が飛ぶ。ここから動きが良くなると、後半残り4分には布施駿(法4=法政二)が逆転弾を決めた。「これを決めたら勝てると思った」と言うように、このリードを守り切り勝利。接戦をものにし、試合終了後には選手たちから大きなガッツポーズが出た。
「今日の主役はキーパー」(松本監督)。接戦となった今試合は守護神・荻原良太(政経3=駿台甲府)の活躍が光った。流れが悪い場面でも、荻原のファインセーブにより完全に流れを持っていかれることはなかった。「(明大が)シュートを外していたけど、オギ(荻原)がゴールを防いでくれる。最近の勝ちパターンでもある」(横田主将)と荻原に信頼を寄せる。勝利に大きく貢献し「自分でもよくできたと思う」と笑顔で今日の試合を振り返った。
王者に挑戦する。明日は昨年のインカレ王者・日体大。今季は春、秋とリーグ戦で優勝を飾っている強豪校。昨年のインカレでは準決勝で明大が敗れた相手だ。しかし「(日体大を)研究し、対策も練ってきた。明日は勝ちに行く」(横田主将)と自分たちのやってきたことに自信を見せる。明日を勝利で飾れば2年連続ベスト4。昨年の歓喜を再現できるか。注目の一戦となる。
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