トップリーグ・ヤマハを相手に収穫多き敗戦/練習試合
前半はAチームが出場。FW陣、BK陣ともに奮闘するが、ヤマハ発動機のスピードとパワーに対応し切れない。13分までに3トライを奪われてしまう。しかし20分にSO染山茂範(政経4=佐賀工)のハイパントにチャージした左CTB猿楽直希(政経4=東福岡)と相手選手が交錯。ルーズボールに素早く反応した左WTB小澤がトライを決めた。その後、ヤマハに2トライを立て続けに献上し7-35で前半は終了。終始圧倒されるものの「途中からはモールがしっかり組めたのでそこは良かった」(堀江恭佑・商4=東京)とセットプレーで互角に渡り合う場面も見られた。
仮想・帝京大として臨んだこの試合。「ワンブイワンのタックルが全然社会人を相手にできなかった」(石原慎太郎・政経4=国学院久我山)とディフェンス面での課題が残った。しかし「この試合が良い経験となって、強い相手に対してのゲームプランとしてまたうまく考えていける」(染山)と帝京大戦に向け、手応えをつかんだ。いよいよ決戦まで1週間となった。「それぞれがベストパフォーマンスができれば絶対に勝てる」(竹内健人主将・営4=天理)。今日の敗戦で得たものを糧にして、優勝をつかみ取ってほしい。
[阿部慎]
試合後のコメント
右FL竹内健人主将(営4=天理)
「今日は帝京を意識してワンブイワンのタックルを課題にして臨んだ。(試合をしてみて)モールなど勝負できた部分はあったがディフェンス面ではまだまだ修正していかないといけない部分が多いと思う。(1週間後の決戦に向けて)それぞれがベストパフォーマンスができれば絶対に勝てる。毎年こここまでは来るので今年こそは結果を出したい」
左PR石原慎太郎(政経4=国学院久我山)
「やっぱり接点の強さだったりセットプレーの精度だったり、僕らの一回り二回り上だったと実感できたので、帝京大戦を前に実力差のある相手と試合をしたのは良い刺激になった。セットプレーでいくつかいいスクラムが組めたり、ラインアウトモール組めたりしたのはあったのでFWとしてそこは収穫だと思う。チームとしてはマイナス面での収穫が多い。接点でのファイトであったり、ワンブイワンのタックルが全然社会人を相手にできなかったので、帝京大を相手にする時はその部分を締めていかないといけない。帝京大戦ではワンブイワンのタックルが大事。そこができなかったら、もう試合も崩れると思うし、本当に今日のような試合になってしまうと思うので、その部分を大切にあと1週間やっていきたいと思う」
No.8堀江恭佑(商4=東京)
「(今日の試合は)仮想帝京大ということで身体の大きい相手にどれだけやれるかという課題を持ってやった。(試合を振り返って)最初のスクラムで受けてしまってヒットできなくて圧倒されたが、途中からはモールがしっかり組めたのでそこは良かった。課題としてはワンブイワンのタックルとリアクションスピードだと思う。(相手がヤマハ発動機ということで)いいところを見せようとしたけど少し空回りしてしまった。(来週に向けて)チーム全体で高い意識を持ってやっていきたい。今年こそという思いはある。優勝は目の前にある。全力を尽くしたい」
SO染山茂範(政経4=佐賀工)
「(ヤマハ発動機は)接点も強くてアタックもうまくて自分たちのやりたいことは全然できなかったが、惜しかった部分もあった。惜しい部分もあったけど、やっぱりディフェンスをしっかりやらないと強い相手にはテンポに乗られて攻め込まれてしまうので、ディフェンスは大事だなと帝京大戦を前に思うことができた。ディフェンスでもっと頑張ることができたら、相手をもっと抑えることができるし、ディフェンスから波に乗ればもっといいアタックもできると思ったのが今日の収穫。個人としては、今日はディフェンスばっかりだったが、ディフェンス面で言うともっとFWをBKラインに呼んだり、タックルを一本外されたところがあったので、そこからディフェンスの回数が多くても全部タックルをしっかり決められるようにやっていきたいなと思う。この試合が良い経験となって、強い相手に対してのゲームプランとしてまたうまく考えていけるかなと。(来週の帝京大戦について)ディフェンスをどれだけやれるか、それで僕らがどれだけアタックできるかだと思うので、まずはディフェンスをしっかり磨いてやっていけたらいいかなと思う」
左WTB小澤和人(営3=国学院久我山)
「仮想・帝京大として臨んだが、相手はとても強く自分たちのやりたいことをやるのが難しかった。でもその中でBKで抜ける部分もあったし、FWもゴール前のモールは押せていた。(課題は)ディフェンス。ワンブイワンのタックルと組織的なディフェンスがいかにできるか。相手は身体が大きいので。(帝京大戦に向けて)今日みたいなアタックをして、しっかりディフェンスをできれば勝てると思う」
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