5連覇途絶えるも、次なる目標へ/全早慶明定期戦
第1試合目の対戦校は慶大。先日の秋季リーグでフルセットにもつれ込む大激戦の末、勝利までにわずかに手が届かなかった相手だ。今度こそ勝利し、2試合目に向けても弾みをつけたいところだ。
第1セット、相手のサービスエース、明大のミスも重なり、いきなり3連続ポイント許す。その後も1~3点を追いかける状況が続く。中盤に入ると大塚陸(政経3=日本航空)の多彩なる攻撃パターンのスパイクがどんどん決まり、とうとう11点目で同点に追い付く。慶大もまた引き離しにかかるが、サイドの有田賢史(政経2=福岡大大濠)のスパイクを機に3ポイント連取もあり、粘りを見せる。しかし、相手の20点目以降からミスが立て続けに出てしまい、終盤に逃げられ、このセットを落とす。
続く第2セット。序盤から、飯塚渉太(政経3=相馬)、有田のスパイカー陣を中心にオープンスパイク、バックアタック、さらにはフェイントを交えた攻撃が決まり、先行する良い展開が中盤まで続く。しかし、ここから秋季リーグ3位の慶大が意地を見せる。12点目から4連続ポイント取られ、17点目からは慶大主将の間宮の連続サービスエースなどで苦しめられ、5連続ポイントを奪われる。この2回の大量連続ポイントで一気に離された明大は、その後、自分たちの攻撃で点数を重ねられず、2セット目も取ることができなかった。
今大会は3セットマッチということで、セットカウント0―2で終了した。
[全早大戦]
第2試合目は、秋季リーグ最終日に撃破した早大が対戦校だ。
第1セットは序盤から、前試合で好調であった大塚のスパイクがシャットアウトされ、リードされる展開に。サイドの飯塚、有田のスパイクで追うものの最後まで食らい付くことができず。また、終盤にかけてミスも目立つようになり、このセット17―25で落とす。
反撃を開始したい第2セット。序盤から1点を争う攻防戦となる。中盤以降はやや離されるものの、このセットからスパイクが当たり始めてきたセンターの澤田潤主将(商4=浜松日体)のクイック攻撃などで早大を追いかける。終盤まで競り合うが、「ミスが多かったのが悔しい。サーブも1本1本大事にして打たなければならない」(大塚)と、要所でサーブミスやサーブカットのミスが出てしまい相手にポイントを与えてしまう場面が多く見受けられた。そして、22―22の同点から一気に3連続ポイントを許し、惜しくもストレート負けを喫した。
総合結果は、優勝が慶大、2位が早大、3位が明大となった。
今回はケガ人が多く、ベストメンバーで戦えなかった。今日の試合では多くの1年生を起用。その中でも全セットに出場したセッターの笹山佑太(法1=福岡大大濠)は「今日はスタート、中間目標は六大学、最終目標は全カレ」と既に気持ちを切り替えて次なる目標へ向かっている。
そして、12月に開催される全日本インカレ。この大会は4年生にとっては大学での最後の試合になる。残りの期間、しっかり課題を修正し、この全日本インカレで明大バレーボール部の奮闘が見られることだろう。
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