久保田が2年連続の準優勝/関東学生体重別選手権

2012.11.05
久保田が2年連続の準優勝/関東学生体重別選手権
 今年度の学生大会での個人戦はこれが最後となるこの日の大会。昨年の同じ大会で初めての準優勝を果たした久保田隼哉(政経3=拓大紅陵)が2年連続で準優勝、4年生の2人がベスト8に入った。

 この大会で優勝経験のある松本拓也主将(法4=世田谷学園)は、5回戦まで危なげない戦いで順調に勝ち進む。迎えた準々決勝、強豪・帝京大の選手を相手に一進一退の攻防を繰り広げ、勝負は延長戦へ。そこでも互いに譲らない戦いとなったが、最後は相手が一歩上回って準決勝進出はならなかった。ただ「満足はしていないけどいい動きができた。最後だしとにかく楽しもうと思って楽しめた」と晴れやかな表情を見せた。

 昨年より階級を一つ上げて臨んだ清水良介(政経4=世田谷学園)も準々決勝まで全て6ポイント先取の勝利で実力を発揮した。しかしその準々決勝ではその後優勝を果たした駒大の原田に敗れ、ベスト8となった。「自分の攻めの姿勢を出す組手はできた」というが「最後の個人戦なので悔いは残る。悪かったところを直してインカレに臨みます」と学生大会最後の全日本インカレを見据えていた。

 そして2年連続準優勝の久保田。決勝ではナショナルチームにも参加をしている国士大の米山に対し「やっぱり強かった」と力を見せつけられた。しかし2年続けて決勝の舞台に立ち、それまでも落ち着いた戦いを見せた。本人も「しっかり集中して自分の思った通りに動けた。調子もいい」と話し、結果以上に得られたものは大きかったようだ。

 次の全日本インカレが学生大会としては今年度の最後の大会となる。主将としてこの1年引っ張ってきた松本は「全力を出して、いけるところまでいければ。終わった時に全力出せたと思えればいい」と話した。選手たちは先月の関東インカレでは悔しい思いをしているだけに、悔いの残らない試合を期待したい。