初戦は立大に20点差で敗北/東京六大学女子対抗戦

初戦は立大に20点差で敗北/東京六大学女子対抗戦
 毎年行われている東京六大学女子対抗戦が今年も明大駿河台体育館で始まった。4年生にとっては集大成とも言える今大会、明大の初戦は立大。「格上の相手と試合ができるチャンス」(内田美緒主将・理工4=明星学園)と2部に所属する立大に挑戦者として臨んだが、ペースをつかまれ20点差で負けを喫した。

#13 内田
#13 内田

 スターティングメンバーは内田、野路麻衣(理工3=金沢西)、徳永早紀(理工4=湘南工科大附)、小島つばさ(国際3=東京成徳大)、伴真衣香(文1=東京成徳大)。

 第1クォーターは「出だしが良かった」(内田)。内田のゴール下シュートから始まり、徳永、伴も加点。常にチームの課題である出だしの部分でリズムをつかんだかのように見えた。しかし、中盤で明大の得点が止まる。相手の厳しいディフェンスに対応し切れず、ターンオーバーから連続得点を許してしまう。残り1分58秒、やっとのことで工藤、伴がシュートを決めるも17-20。

 流れを引き寄せたい第2クォーター。小島が積極的にリバウンドに飛び込むもシュートにつながらない。立大のダブルチームにも圧倒され、ターンオーバーを許し得点を止められない。内田と工藤がゴール下でファウルをもらいフリースローで点を稼ぐも、立大に24得点を許し29-44で前半が終了。

#99 野路
#99 野路

 15点差で始まった第3クォーター。野路の3Pシュートが決まり、内田もゴール下で奮闘する。しかし、小島がスティールされ相手の得点に。伴がカットインで攻めるもシュートにはつながらない。ここでも立大のダブルチームに苦戦し、何度も手からボールが離れてしまう。激しいディフェンスに転倒者も続出し、明大はパスをつなぐことができない。その後、徳永や加藤葉月(営1=明大中野八王子)が得点するも50-73と点差は縮まらない。

 完全に立大ペースで迎えた第4クォーター。内田がスティールから得点につなげ、北浦彩加(国際1=大津)もシュートを沈める。伴もリングにボールを押し込み得点。だが中盤、全員でリバウンドに飛び込むもチャンスをつかめない。立大はディフェンスから勢いよく攻め込み、明大はそれを止めることができない。残り0秒で北浦の放ったボールはリングに吸い込まれるも68-86でタイムアップ。

 「相手のやりたいことをさせてしまっていた」(内田)と自分たちのプレーに持っていくことができなかった。明日は先日2部昇格を決めた法大と戦う。「今日のことはリセットして、法大とは内容で勝負したい」(野路)。選手たちは再びチャレンジャー精神を持って試合に臨む。

[竹田絵美]

#83 伴
#83 伴

試合後のコメント
内田

「六大は格上の相手と試合ができるチャンス。今日はできてたことができなくなってくるっていうのがもろに出た試合だった。相手のやりたいことをさせてしまっていた。センターとしてはもっとシュートを決めなきゃいけない。キャプテンとしては流れをつくったり、止めたりしなくちゃいけなかった。体力的に苦しいのはどこまでも頑張れるけど、今日はチームの苦しさに負けちゃったかなと思う。1クォーターの出だしは良かった。今年11人になって初めて5対5ができるようになって、それをメインで練習してきた。でもいつもやる相手が一緒だから相手の動きとか特徴が分かってしまって、今日はその練習があだになってしまった。六大はとにかく悔いは残したくない。明日の法大戦はシュートの確率を上げて、他の4人がやりたいことをできるようにしてあげたい。チーム全員で戦っていきたい」

野路
「やりたいことができなかった。練習してきたことの半分もできていなかった。監督にもガードがつぶれちゃうとゲームが成り立たないって言われて、今日は役割を果たせなかった。今日はとにかくみんなで楽しんでやろうって決めていた。立大には勝ちたい気持ちがあったけどそれをうまくゲームに表せなかった。頑張りが足りなかった。今日のことはリセットして法大とは内容で勝負したい。納得のいく試合ができるように頑張りたい」