インカレ事前取材 (1)競技説明・インカレ出場選手紹介
フェンシングは3部門に分かれます。それぞれの特徴、ルールを説明します。
フルーレ
3種目の中で1番基本的な種目で「突き」だけを用いる。フルーレには有効面と無効面があり、有効面だけ得点が認められる。主に胴体の部分(金属繊維の部分)が有効面。また攻撃時にほぼ同時に両選手のランプが点灯すると主審により攻撃が有効かどうか判断する。「器用につけるが、大胆さと繊細さが見どころ」(山岡靖典・政経3=鳥羽)と両者の駆け引きが勝敗を分けそうだ。
エペ
全身(頭から爪先)どの箇所を突いても得点が入る。また、フルーレとは違い両選手がほぼ同時に突いてランプが点灯した場合は「同時突き」となり、両者に1ポイントずつ得点が与えられる。エペは「奥深さがある。実戦でのタイミングや距離感が大事」(岡田祐哉・営3=愛工大名電)。単純なルールながらも、一瞬で勝負が決まるためにより繊細な剣さばきが求められる。得点が入った時のスピード感は見ものだ。
サーブル
馬上で行う軍刀術がスポーツ化したもので他の2種目と異なり「突き」ではなく「切り」が主体だ。サーブルにも有効面と無効面があり、有効面は選手の腰から上の部分と決まっている。「(サーブルの魅力は)展開の早さ。一瞬で切る、いかに切り合えるか」(西村俊亮・理工4=清風)と3種目の中で一番激しい競技であるといえる。選手の白熱した攻防が見られ、迫力満点の種目だ。
○インカレ出場選手紹介○
フルーレ
まず注目すべきはフルーレ部門だろう。今年、関東学生選手権を制した山口を筆頭に山岡靖、沖本と有力選手が名を連ねる。また団体部門でも優勝を狙える。早大、法大、日大も優勝圏内だが実力は互角。どこが勝ってもおかしくない激戦区だ。
エペ

エペ部門には男女合わせて5名が出場する。山岡靖はフルーレに加えエペにも出場し2種目のエントリー。1年生では唯一の個人戦出場となる坂野も登場する。男女ともに団体での活躍が期待できる。真下、木下はエペを得意としており上位進出も可能だ。
サーブル

今年1部昇格を決め勢いがあるサーブル部門。主将を務める須田、西村にとっては最後のインカレとなる。リーグ戦優勝そして日体大との入替戦の勝利を引き寄せた4年生の意地に注目だ。
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