山梨学大に惜敗/関東学生秋季1部リーグ戦
後半に入ると山梨学大のプレッシャーが激しさを増す。後半11分にPC(ペナルティーコーナー)、17分にフィールドゴールで1-3と突き放される。一方の明大も自陣からパスをつなぎ、松尾賢治(政経3=岐阜総合学園)が2-3と食い下がる。終盤になるとオフェンスが息を吹き返し、山梨学大のゴールを脅かしたが、スコアは動かず。互角以上の戦いを見せたものの、惜敗する結果となった。
来週から始まる全日本学生選手権を挟み、3~4位決定戦へ進むこととなった。全日本学生選手権の目標はもちろん優勝。そのためのキーポイントが立命大であると選手皆が口をそろえる。「今日負けたからって下を向いてはいられない」(小櫻光暁主将・商4=横田)。気持ちを切り替え、関西の舞台での健闘を期待したい。
[和田孟]
試合後のコメント
宮田監督
「悔しいね。第1FWも第2FWも遜色ないので、どういう形でも点を取れる。ただ、中盤の組み立てがね。敵のプレスが早いから、うまく組み立てられなかったかな。完成度としてはまだ、ああいった速さに対応できていない。全日本インカレでは2回戦で関西大と中京大の勝者に勝つ。次は全日本リーグで活躍する立命大と当たるわけだから。立命大の方が山梨学大よりもスピードがある。それを越えていかないと。リーグ戦の決勝を残してインカレに臨もうという気持ちがあった。山本が先制点を取ってくれて、いい流れだったのに押し切れないなと。インカレの目標はもちろん優勝。一番強いのは立命大だろうから、そこを越えればあとは優勝しか残ってない。全日本選手権まで行きたいとも思うし。去年はベスト4を慶大に取られた。そう何度も行ったり来たりしてるわけにはいかない。リーグ戦も最後は有終の美を飾って、早大が来ようが法大が来ようが。とにかくインカレは25年ぶりの優勝。四半世紀も遠ざかっているので。それを目指してみんなの意識を高めていきます」
小池コーチ
「今日のゲーム展開は、先に1点取ってうちのペースにしたかった。なりかけたけど、前半に1点返されたというのは、最低でも1-0でいかなければいけなかった。ディフェンスの一瞬のスキで点を取られているというのが、崩されてはいないんだけど。一進一退になったときに先に点を取られて、しゅんとしてしまった。それがちょっと良くなかったかな。流れ的にはそんなに悪いゲームではなかったので。イメージ通りのゲームができていたんだけど、一瞬のスキを突かれて点を取られた。最後に畳み掛けて押したんだけど、追い付けなかった。集中力の差だと思う。それ以外は対等なので、勝てなかった相手ではないかな。インカレの初戦は格下が相手になると思うので、そこでしっかりゲームをして、その次は立命大。立命大は日本一のチームなので、王座とは違う形でやろうと思うっている。一つずつ修正しながら、何より勝つということが大事。夏合宿を終えてから、山梨学大といった日本リーグに出ているチームとスピード、リスタートである程度戦えるようになった。インカレは毎年の壁であるベスト4。立命大に勝っていきたいなと」
小櫻
「前半は1-0で終わりたかった。ディフェンスもしっかり守れてるし、いい感じだとは思うんですけど。厳しい試合ではなかった。チームとして勝つ気できて、勝てない相手ではなかった。1点目を取ってせっかくリードしていたのに、気が緩んだ。あと、点を取られた後に静かになるのがいけなかった。インカレまでの1週間で、どれだけみんなが気持ちを持っていけるかが重要。今日負けたからって下を向いてはいられない。4年生としてもキャプテンとしても最後が近づいている。最後の最後で明治が強いと、明治の名をとどろかせてやりたい」
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