リーグ最終戦制し、1部残留/関東大学1部リーグ戦
スターティングメンバーは安藤誓哉(情コミ2=明成)、清水隆平(法3=光泉)、目健人(政経3=京北)、中東泰斗(文2=光泉)、皆川徹(営2=京北)。
安藤のバスケットカウントで始まった第1クォーター。両チームとも得点を決めては決められ、お互いにペースを譲らない。しかし目の3Pシュートが決まり、清水がオフェンスリバウンドに飛び込みチャンスをつくる。再び目が3Pシュートを沈めると、相手のオフェンスを体で止めターンオーバーを誘発。徐々に日体大を引き離し、明大ペースに。皆川も安藤のアシストでゴール下を決めると、中東のブザービーター3Pシュートで24-19。
第2クォーターは開始早々、目の3Pシュートが決まる。続いて中東も加点。しかしここで得点が止まる。皆川がシュートブロックで相手を抑えるも、4点差まで追い付かれる。しかし、清水の速攻が流れを引き寄せ、目も3Pシュートを沈める。残り45秒で清水がオフェンスリバウンドを拾い安藤が得点。残り5秒でも安藤のミドルシュートが決まり38-32で前半を終える。
6点リードで迎えた第3クォーター。皆川がゴール下でシュートを決めると安藤も3Pシュートで点を稼ぐ。さらに目の3Pシュート、中東のアシストから清水の速攻レイアップも決まり48-35。ここで日体大はタイムアウト。再び清水がゴール下で点を稼ぐが、その後は安藤が連続ターンオーバーを許し50-42と徐々に追い付かれ始める。しかし明大はタイムアウトで切り替えを図る。中東、安藤のフリースローや皆川のシュートで得点を重ね55-44。11点リードで最終クォーターへ。
最終クォーターはリードを守り切った。皆川のこぼれ球を中東が押し込むと、安藤もカットインからシュートを決める。清水もリングにボールを押し込むと日体大はタイムアウト。その後、安藤がターンオーバーを許し、相手にバスケットカウントを与えてしまう。リバウンドでチャンスをつかむも再びターンオーバー。しかし相手はこれを外し、ボールは再び明大へ。ショットクロック残り1秒で中東がシュートを打つも入らず、なかなかチャンスをものにできない。しかし、ここでも清水がスティールからワンマン速攻を決め、流れをつくる。残り1分には佐藤文哉(情コミ4=東海大四)がコートに入り、応援席は盛り上がりを見せる。その後、安藤が連続でファウルをもらい、確実にフリースローを沈める。最後まで日体大は3Pシュートで粘るも74-62でタイムアップ。
リーグ最終戦を笑顔で飾った明大。入れ替え戦の危機もささやかれていたが、早大戦、日体大戦ともに勝利を収め見事1部残留を決めてみせた。来月にはインカレを控える明大。次は全国の舞台へ。選手たちは気持ち新たに突き進む。
[竹田絵美]
コーチ・選手のコメント
塚本清彦ヘッドコーチ
「(試合を振り返って)入替戦どうこうは考えないで自分たちのいいゲームをしようってことを言ってやった結果が良かったと思う。一番良かったのは清水。彼が危ないところをかなり助けてくれた。(リーグ戦全体を振り返って)山あり谷ありで8勝10敗くらいを目途にやっていたからまあ7勝11敗ていうものに対してはよく頑張ったかなと思う。2、3年のチームだからこれから。(チームの成長を感じた部分は)安藤と中東。中東は昨シーズンは不安定だったからその部分が結構良くなったし、徹(皆川)もまあ心落ちたりとかするけどその部分結構頑張った。2年の3人とあとは健人(目)、そこがすごく良くなってきた。あともう1人。西川。あとはケガして最終週は外れてた伊澤とか」
清水
「(終えた感想)勝てて良かった。昨日初めてスタメンで出て、今日も出してもらえて緊張はした。安藤はマークが結構厳しかったから自分がボールを運べる時はしっかり運んでカバーして、安藤が攻めにも集中できるようにした。自分で攻めるよりは周りに攻めてもらう感じでやっている。(プレーで心掛けたことは)コーチから言われたディフェンス。相手にプレッシャーかけたりとかは意識してやっていた。自分がボールを運ばないといけない場面もあるけど、今日は安藤と一緒だったから走れるところは走っていこうと思っていた。(リーグ戦全体を振り返って)試合に出ると周りも応援してくれるし、その分しっかりやらなきゃっていう気持ちも出てくる。1カ月間通して練習でやってきたことを出して継続していくっていうのは難しい。自分にチャンスをもらえたっていうのはうれしかった。これからまたチャンスをもらえてそれを継続できたらいいと思う」
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