勢い乗れずに敗戦 あと一歩で優勝逃す/関東学生2部秋季リーグ戦

2012.10.16
 1部昇格を目指し今回の秋季リーグ戦に臨んだ明大。初戦から奮闘するもなかなか勝ち星を飾ることができず、3勝2敗で2部リーグ優勝、1部昇格の夢は幕を閉じた。
◆10・13~14 平成24年度関東学生ソフトテニス秋季2部リーグ戦(白子コート他)
<女子>
[1日目]
▼対和洋女大戦
 明大0-3和洋女大○
▼対東経大戦
 ○明大2-1東経大
[2日目]
▼対慶大戦
 明大1-2慶大○
▼対文教大戦
 ○明大2-1文教大
▼対昭和短大戦
○明大2-1昭和短大
▼成績 
 明大――3位

プラス思考で気持ちの切り替え
 新体制で迎えた今回の秋季リーグ戦。迎えた初戦の和洋女大戦ではストレート負けを喫したが「和洋女大に負けたことで、それ以降の試合では絶対負けられないと気合が入った」と敗戦を前向きに捉えた井本奈津実(営1=三重)。その後の試合では、持ち前のチーム力でしっかりと勝利していき大一番の慶大戦を迎える。勝てば得失点差で優勝が見えてくる試合でキャプテンの成田悠(政経4=巻)・井本ペアが第1試合の白星を奪取。王手を懸けた明大だが、それ以降慶大に2戦連続で逆転され、1-2で敗戦を喫した。

一人一人の自主性
 今大会で最後のリーグ戦を迎えた成田は「チームとしてはすごい団体としてまとまっていていい方向に向いている」とチーム力の向上が感じられた。しかしその反面「個人個人の意識の持ち方がまだ足りない。チームの流れに乗るだけでなく自分の力も出し切れるようになればいいと思う」(成田)と現在のチーム状況を捉えた。4年生が抜けて新体制で1部昇格を達成するためには、チーム力はさることながら個人の力もこれまで以上に必要になってくる。さらなる躍進を遂げるために明大女子ソフトテニス部はこれからも大きな目標に向かって挑戦していく。

[沼田亮]

試合後のコメント
成田

「チームとしてはすごい団体としてまとまっていていい方向に向いている。しかし個々の意識の持ち方がまだ足りない。1年生が多いのでもう少し自分なりに考えてできるようになればいい。(インカレからの出来は)良くなっている部分もあるし、力を出し切れていない面もある。良くも悪くも変わってきているという感じ。(初戦の和洋女大戦は)自分は出ていないがファイナルでぎりぎりで負けたところがあったので、そこで勝ち切れていればいい流れに乗れたのではないかと思うところもあるし、その悪い流れから持ちかえしていく力ももっとあればいい。(最後のリーグ戦だったが)自分のプレーではなくチームがいい方向に来ていることがうれしく思った。春はそれがなかったから勝ち切れない部分があったが、今回はぎりぎりのところで応援や一人一人がチームのために頑張ろうという気持ちがあって取れたと思う」

杉本礼(商3=中村学園)
「実際成田さんに出てもらって勝てている試合がほとんど。来年に向けて下級生でどれだけできるか考えていたが、下級生の力があまり出ていなかった。そこは反省点。今まで頼り切っていた部分があった。そこを一人一人がしっかりしていかないといけない。(点数を付けると)この試合だけじゃなくここに来るまでの流れというのがあったから、そういうのを含めるとまだまだ全然。40点くらい。(インカレと比べて)前よりも粘れるようになっていると思う。そこをもう少し超えていければいい。初戦は入りが自分たちがファイナルで負けてしまったこともあって悪かった。オーダーでごたごたしたというのもあり、入りからしっかり決めて臨めれば良かった」

土田章代(商1=昭和学院)
「慶大戦で3試合目を任され、自分たちが勝てば優勝が決まる試合で負けてしまった。勝てる試合に勝てなかったと思う。試合中意識したことは成田さんを勝たせること。今回で成田さんのリーグ戦は終わりなので全部勝つつもりで臨んだ」

井本
「和洋女大に負けて気合いが入った。試合中はファーストサーブを入れることを意識した。和洋戦では第1試合を任されファイナルまで行ったが負けてしまった。次の試合から成田さんを勝たせたいと思い試合に臨んだ」