フルセットの末の大逆転勝利! /秋季関東大学男子1部リーグ戦

2012.10.14
フルセットの末の大逆転勝利! /秋季関東大学男子1部リーグ戦
 待ちに待ったこの日がやって来た。明大のバレーボール部が約1カ月ぶりとなる久しぶりの勝利を収めた。第1セット、第2セットと先取されるものの第3セットからは怒とうの快進撃。そしてフルセットにもつれ込んでも勢いは止まらず、見事な大逆転勝利を収めた。

 第1セットの序盤、公式戦初出場の小野寺徹(営1=東洋)の2本のブロックポイントがいきなり飛び出すなど、良い流れでリードを奪う。しかし、専大もすぐに4点連続ポイント、3点連続ポイントと積み重ね、あっという間に逆転される。中盤以降は相手に先行される状況が続くものの、サイドの有田賢史(政経2=福岡大大濠)のスパイクが多く決まり、2~3点の差で追いかける展開に。終盤も、有田の勢いは止まることなく、2本連続のスパイクポイントが出てとうとう逆転に成功した。だが、ここから明大のミスが多くなり、ジュースの末、26―28と惜しくも落としてしまった。
 
 2セット目は一度もリードできずに、終始相手のペースで押されこのセットも落とす。このまま嫌な流れで第3セットに突入。しかしながら、このセットから明大のエンジンがかかる。序盤から大塚陸(政経3=日本航空)、杉本匠(政経2=聖隷クリストファー)のスパイクで良い流れをつくり、中盤には澤田潤主将(商4=浜松日体)の2本のブロックも出た。このセットは、一度もリードされずに25―19の快勝で奪う。
 
 続く第4セットは一時離されたものの、中盤以降からは連続ポイントも多くあり、相手を引き離す展開に。特にこのセットでは澤田の3本のブロックが光り、大塚のスパイクも要所でしっかりと決まった。終盤粘りを見せる専大を振り切って、25―21で逃げ切った。

 最終5セット目。序盤はリードされるが、杉本のサービスエース、セッターの新貴裕(営3=石川県工)のブロック、さらには小野寺のサービスエースとブロックの活躍で11―11の同点とする。そしてここからは1点を争う緊迫した展開となり、13―13となってからも明大の選手たちは集中力を切らさなかった。最後は2点連取し、このセットを勝ち取った。

 「今までうちが勝ち切れていなかっただけに、試合に勝てたのはチームとしても大きい」(澤田)、「練習でも雰囲気が良く負ける気はしなかった」(有田)と、これまでの嫌な流れを一気に払拭(ふっしょく)できた試合であった。とうとう残りの試合は最終戦の早大戦のみとなった。今日の勢いで最後の試合も全員バレーで勝利をつかみにいく。