
シーズン初戦で佐々木、高山が優勝/東京選手権
フィギュアスケートのシーズンが開幕した。シーズン初戦となる東京選手権で男子は佐々木彰生(政経4=武相)、女子は高山睦美(商4=麹町女子)が優勝を飾った。
ついに飛んだ。今までジャンプを跳べずに苦しみ続けた佐々木が大技、トリプルアクセルを2回決めFS(フリースケーティング)で127・97点を獲得。前日に行われたSP(ショートプログラム)では59・85点。総合187・82点で優勝を果たした。2位とは26・60点の差を付け実力を見せつけた。
会心のFSを見せた。演技終了後の佐々木はとびきりの笑顔を見せる。「ものすごい練習しました」と自信に溢れた顔で語った佐々木の演技に観客はスタンディングオベーションで応えた。
ムードのある音楽に合わせ、男の色気に溢れる演技が始まった。冒頭のトリプルアクセルを成功させると、続くトリプルトーループも成功。さらに、トリプルアクセルとダブルトーループのコンビネーションジャンプもきれいに着氷。既に会場は彰生色に染まっていた。しかし、これだけでは終わらない。ストレートラインステップでは観客から歓喜の悲鳴が起きるほどの色気あるステップを見せ、会場の盛り上がりは最高潮に。演技後半のジャンプは減点されはしたものの、大きなミスなく演技をまとめ上げた。
SPで1位につけた高山は、1カ月前にできたという新しいFSの演技を披露した。2度のコンビ―ネーションジャンプを決めるも、演技後半のジャンプをまとめることができなかった。「まだ滑り込めていない。後半のジャンプもしっかり跳ばないと」と課題を挙げた。「1位はうれしいけど、反省点がたくさんある」と優勝にも笑顔はなかった。
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